杏の母といえば、宗教団体に心酔し借金を重ねたあげく、杏の実父で俳優の渡辺謙との泥沼の離婚訴訟を経て離婚していた。
「離婚後、水商売などで食いつないでいたが、結局、杏に食べさせてもらっていたどころか、自分の借金まで返してもらっていた。にもかかわらず、訴訟を起こすとは呆れるばかり」(ベテラン芸能記者)
同誌によると、杏は08年、当時所属していた事務所から、母のツテで現在の所属事務所「トップコート」に移籍し、翌年に節税目的でT社を設立。以降、トップコートからT社にギャラが入り、そこから杏に給与が支払われる仕組みになったという。
T社社長の母親は、多い時には2000万円超の年収を得ていたのだとか。ところが、杏は14年夏、突如弁護士を立て、「退職し、トップコートと直に契約する」と母に通告。慌てた母は15年に東京簡裁に調停を申請したが不調に終わり、ついに17年、訴訟に発展。
母は裁判で、杏がT社の従業員であることの確認など求めているほか、杏がT社に所属し続けていた場合に得ていたはずの利益を「20年間で約12億円」と計算。本来はそれを求めたいが、まずは3000万円を補填せよ、とも請求しているというのだ。
「母が娘を訴えるなんて、これまで例がないのでは。おそらく、杏の母の請求の大半は棄却されることになるのでは。それでも金に困っているようなので、控訴して杏が“ギブアップ”して和解金を取るのが目的なのでは」(同前)
杏といえば、弁護士を立てて東出と今後について話し合うことになりそうだが、1日でも早く不毛過ぎる母親との裁判にケリを付けたいはずだ。