MCのふかわりょうから、「悲しいお知らせです」と志村さんの訃報が伝えられ、マツコ・デラックスは「すごく優しくしていただいて。最初、私、志村さんと夫婦役でのコントをやらせていただいたので。本当に緊張した」と思い出を語った。志村さんはマツコが現在より有名になる前から、言葉づかいのセンスなどを高く評価していた。これには、ネット上では「本当に特別な関係だったんだろうな」「マツコって最初からタレントだったわけじゃないから、そりゃ緊張するだろうな」といった声が聞かれた。
マツコの世代にとって、ザ・ドリフターズや志村さんは直撃の世代である。そのため、「すごい子供のころから見ていたので、志村さんと夫婦コントって自分の中で別格なことだった。お会いさせていただいたこと、仲良くさせていただいたこと(に感謝)」と思い出を振り返り、「(共演仕事は)芸能界で一番緊張した」「(死については)ちょっとまだ信じられない」と消沈している様子だった。これにも、ネット上で「テレビで観ていた人と共演するって確かに特別だな」「と言うか、マツコでも緊張するってことあるんだな」といった声が聞かれた。
志村さんとマツコは、一部報道では共演NGが伝えられていたこともある。これは志村さんの誕生日会に、マツコがすっぴんの私服姿で登場し、その様子が志村さんのブログで公開され、「タブーに触れた」と言われたためだ。さらに、この報道が出た時期は、マツコが人気芸能人となる一方で、志村さんの影響力が低下し始めたと言われており、「パワーバランスが逆転」といった背景がまことしやかに語られることもあった。
ただ、今回の放送でのマツコの語りを見る限り、共演NGなどの関係は両者にはなく、マツコが本当に志村さんを尊敬している様子が伝わってくるものだった。