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釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 沖縄県石垣島・浜崎マリーナ堤防産コロダイ

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提供:週刊実話

「クヨーンナラ!」

 ワタクシ、沖縄県の石垣島に来ております。冒頭の挨拶は、石垣島を中心とする八重山地方の方言で“こんにちは!”という意味でございます。

 さて、何故このタイミングで亜熱帯の離島を訪れたのかと言いますと、陸も海も内地の沿岸よりも格段に温暖な環境だから。快適な気候のもと、フエフキダイやミーバイ(ハタ類)を中心に、多彩で元気な魚が釣れるのですから、出かける価値は十二分なんですな。

 して、まずは市街地から近い浜崎マリーナ堤防で夜釣りに挑んだわけですが、手っ取り早くミーバイを釣ろうとしたところ、外道のアヤメエビスの猛攻に遭ってしまいました。まあ、内地ではエサが取られもしないことも珍しくない時期ですから、食べて旨い魚が入れ食いになる状況は喜ばねばなりません。

 とりあえずは、適度に釣り欲が満たされたところで、唐突に我に返り、急速に冷静さを取り戻しました。

 ムラムラと湧き上がった性欲がピークに達し、我慢しきれずに一発抜いた後に急に冷静になる感じ…と言えば、分かりやすいでしょうか。いわゆる“賢者タイム”というヤツです。

「いかん、いかん! 石垣島まで来たのに、目先の欲に走ってはアカンでぇ!」

 一気に我に返り、当初の目的である大物狙いの投げ釣りを開始します。狙いは沖縄の人気ターゲット・タマン(ハマフエフキ)です。

★夜の港に響く大物の魚信!

 到着時にルアーを投げていた先釣者も、すでに帰ってしまったようで、堤防は貸切状態。気兼ねなく先端に釣り座を構え、対岸に伸びる桟橋手前と堤防外側へ2本の竿を投げ分けてセッティング完了。

 どちらも海底はフラットな砂地のようで、水深も適度な感じ。沖縄の島々に多い、“珊瑚礁に囲まれていてどこに投げても根掛かり…”という環境ではなさそう。落ち着いてアタリを待てるので、まずはひと安心です。

 あとはこの変化に乏しい砂地に魚が入って来るのを待つのみ。ハマフエフキの類は、夜になるとエサを求めて浅場の砂地に入り込む…ハズですから。

 とはいえ、投入後はエサの点検以外にすることがないので、魚がエサを食って泳ぎ出したら糸が引き出されるようにリールを調整しておき、のんびり堤防に腰かけてアタリを待ちます。

 それにしても、石垣島まで来ているのに周りの景色に妙な親近感を覚えます。横浜や神戸界隈の港湾から竿を出しているような…。

 それもそのはず。この浜崎マリーナ堤防の周囲には海上保安庁が所有する桟橋があり、すぐそこに係留されているのは尖閣領海警備の巡視艇。また夜は一面の漆黒が支配し、鮮やかなブルーの海や珊瑚礁、白い砂浜、マングローブ林といった石垣島らしい雰囲気は微塵もありません。まぁ、個人的には慣れた港湾ムードが身近に感じられて落ち着くんですけれど…。
「ジジッ…」
 あれ、リールから糸が引き出されたときの音が聞こえたような気が…。
「ジーッ!」
 おぉっ、掛かった!

 急いで竿を手に取ると、心地よい重量感が伝わりました。相手はそれほど大きくなさそうですが「グンッグンッ」と伝わる手応えに相応の力強さが感じられます。海底方向へ突っ込むような引きを楽しみながら寄せてくると、ヘッドライトの光の先にタイ系と思しき白い魚影が見えてきました。
「ん〜、タマンか?」

 玉網を使って取り込み、堤防に引き揚げてよく見てみると、掛かっていたのはコロダイでした。本命(タマン)ではありませんが、味のよい魚として当地でも人気があり、内地では“タマ・コロ”と呼ばれるなど、タマンと同等の扱いを受ける大物系投げ釣りの主要ターゲットです。

 外道ではありますが、ワタクシにしてみれば、それはもう上等な獲物です。いや〜、石垣まで来た甲斐がありましたな。

★寿司ざんまいに泡盛も進む!

 このコロダイ、釣魚としては南九州や紀伊半島が本場ですが、沖縄でも“クレーミーバイ”と呼ばれてポピュラーな存在です。数釣れる魚ではないものの、味のよさから食材としても優秀。

 というわけで、普通の握り寿司と伊豆諸島の郷土料理である「島寿司」を作ることにしました。地域性が混在しておりますが、まぁ、全体的に「南方」ということでご容赦ください。

 まず、普通の握り寿司をパクリ。血合いとのバランスも美しい白身は、クセもなく上品なお味。噛むうちにかすかな甘味も感じられます。また、ピリ辛のタレに漬けた身と練り辛子が絶妙にマッチする島寿司もまた絶品。まったく島寿司ってヤツは、この手の白身魚に絶妙に合う調理法ですなぁ。

 クセがなく、優しい甘みが特徴の泡盛『於茂登』との相性もバッチリ!

 寿司をつまみつつ、いい気分になっていくという、何とも贅沢な晩酌でありました。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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