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『100ワニ』よりヒドい? 感動から一転、大炎上した作品『一杯のかけそば』、『余命1か月の花嫁』

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榮倉奈々

 「ワニロス」という言葉が生まれるほど盛り上がった、SNS発の4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』が炎上しているという。
 「連載終了と同時に、東京・原宿のロフトでポップアップストアがオープン。また、いきものがかりとのコラボムービーの製作が発表されたり、ゲームセンターでのクレーンゲームによるワニ人形販売など巧妙なメディアミックスに、電通が絡んでいるのではという憶測が広がっています」(芸能ライター)

 だが、これまでのエンターテインメントの歴史には、「感動を返せ」と大合唱を浴びた炎上案件があった。 
 「1989年の『一杯のかけそば』ブームが良い例でしょう。これは作家で、民話の語り部をしていた栗良平氏が、全国各地で披露していた話で、貧しい母子が一杯のかけそばを分け合うところから始まる感動エピソード。これがラジオで朗読されると、バブル真っ最中の日本で、『涙なくしては聴けない』とたちまち人気爆発。作者の栗氏は一躍時代の寵児となり、着流し姿でワイドショーに引っ張りだこ。ついには泉ピン子、渡瀬恒彦、市毛良枝ら豪華キャストを揃えて実写映画化までされました。しかし、当初は『実話』とされたこの話が創作ではないかと指摘され、続けて栗氏自身が学歴詐称、さらには小児科医と偽って治療費を受け取ったなどスキャンダルが連発。ブームが終焉してしまいました」(同)

 友達を亡くした悲しみから描き始めたという「ワニ」作者きくちゆうき氏には、この栗氏のような個人攻撃が来ないでほしいと願うばかりだが、どうしてもブームの渦中にいる人物を詮索してしまうのは通例のようで……
 「2009年、榮倉奈々・瑛太(現・永山瑛太)によるW主演映画『余命1ケ月の花嫁』が興行収入31億円の大ヒットを飛ばしました。これは、末期の乳がんで余命宣告されたものの、『ウエディングドレスを着たい』という夢を果たすべく、模擬結婚式を挙げた実在の女性を題材にした作品です。後に貫地谷しほりで舞台化もされたり、闘病記が40万部のベストセラーになりました。ところが、この後、交際相手の男性が印税で儲けている、亡くなった後、すぐ別の女性と結婚したなどと事実無根の噂が出回りました。しかし、この印税はすべて全国の乳がん検診に生かされ、相手の男性も、女性が亡くなった後も誰とも交際せず、いまだに独身であることが分かっています」(同)
 
 『ワニ』作者のきくち氏も、友人が交通事故で亡くなったことで、「人はいつ死ぬか分からない」という思いから同作を描き始めたと語っている。本人の予期しないところで独り歩きするのは、ブームの悲しい性(さが)なのであろうか。

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