事件が発生したのは、2019年5月。横浜市戸塚区品濃町から同栄区鍛冶ケ谷の9キロメートルに掛け、バイク12台が道いっぱいに広がる、大きな音を立てるなどして走行。神奈川県警交通捜査課は、これまで23人を摘発しているが、当時高校2年生だった少年4人を今回、書類送検した。
神奈川県警によると、4人は容疑を認めており、別の暴走族グループに新しい総長が就任したことを祝い、走っていたのだという。取り調べに対し、「暴走している時、今の俺達は最高だと思った」などと、自分勝手とも思える供述をしているそうだ。
1980年代が全盛期で、その後は減少の一途を辿っていると言われた暴走族だけに、事件を聞いたネットユーザーからは、「まだ、こんな人たちがいたのか」「今どき、バイクで暴走して楽しさを味わうなんて珍しいね」「行為はよくないけども、懐かしい気分になったのも事実」などの声が上がる。
また、「ネットを使った少年犯罪者よりはマシ」「オレオレ詐欺を未成年者がするケースも増えてきた。暴走くらい大目に見てあげても良いのでは」「暴走族も問題だけど、陰湿な少年犯罪者のほうがイラッとする」という声も。
一方で、「どんなことがあっても暴走は許せない」「近隣の迷惑になるような行為は許容できない」「そんな暇があったらしっかり働け」「親は何をしていたのか」など厳しい声もあった。
「横浜市戸塚区では夜、暴走しているバイクを良く見ますよ。と言っても、爆音だけで、信号はきっちり守っていましたから、昔の暴走族とは違うかもしれません。爆音は不愉快ですが、ずっと続くわけでもないので、『ああ来たか』という感じですけども、違反なら取り締まって欲しい」(横浜市戸塚区住民)
減少傾向にあるものの、未だに暴走行為に魅力を感じる者もいる様子。しかし、「暴走行為」は犯罪である。