第9話は、由貴子(仲間由紀恵)を乗せ海へ走り去った小型船が、圭太(向井理)と菜七子(仲里依紗)の目の前で爆発し、状況から見て由貴子が生存している可能性は低く、警察の疑いの目は圭太にも向けられる。そんな中、圭太は、突然母親を失った瞳(山田杏奈)の複雑な心中を知り、由貴子の死の真相を突き止めようとし――というストーリーが描かれた。
ツッコミどころが多いことでも話題になった本作。最終回を目前に控えた第9話でも多くのツッコミが聞かれていた。
「今話の中で、圭太はなぜか由貴子から奪った偽造パスポートを警察に届けたり破棄したりせず、大切に保管。そのせいで二本松(遠藤雄弥)が自宅に侵入し、瞳を危険に晒し、菜七子に怪我させてしまう場面もありました。また、そもそも圭太の自宅は、これまで由貴子に侵入されているのにも関わらず、セキュリティを見直すことはせず。視聴者からは『セキュリティザル過ぎてめっちゃなめられてるじゃん』『なんでパスポート燃やしたりしなかったんだろう。大切に保管してまた取られたらどうするの?』と呆れ声が聞かれてしまいました」(ドラマライター)
さらに、あまりにも多いツッコミが揶揄にも繋がっていたという。
「前話のクライマックスでは、由貴子の乗った小型船が爆発しましたが、あまりにも唐突な爆発と、ここでメインキャストの由貴子が退場はありえないというギャップからハラハラ感はまったくなく、聞こえたのは面白がる声ばかりでしたが、やはり今話の中で由貴子が生きていることが判明。しかし、かなり派手でなぜ生き残ることができたのかも不明なことから、『さすが天才マジシャン山田奈緒子』『脱出マジックくらいできるよね』と、仲間の主演作品『TRICK』(テレビ朝日系)と重ね合わせる声や、圭太の母を演じる名取裕子について、『お母さんに全部話したらすぐ解決してくれるよ』『お母さん巻き込んだらこんなの1話で解決でしょ』と、“2時間ドラマの女王”という印象から、名取を巻き込んで本作のグダグダぶりを揶揄する声も。作品を楽しむ声よりも、イジる声の方が圧倒的に多くなっています」(同)
果たして、視聴者の納得する最終回は描かれるのだろうか。注目したい。