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延命は必要か? ドラマ『病室で念仏を…』、“生と死”のテーマに視聴者から様々な「死生観」集まる

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伊藤英明

 伊藤英明主演の金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系、夜10:00~放送)の第7話が2月28日に放送され、平均視聴率が8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)であると報道された。前回の第6話の平均視聴率7.9%からは1.0のポイントアップとなった。

 本作は、こやす珠世氏による同名漫画が原作である。僧侶のかたわら「あおば台病院」の救命救急医として働く主人公・松本照円(まつもと・しょうえん/伊藤英明)が、救命救急医の仲間たちや心臓外科医たちと協力し、人々の命を救うために奮闘する――という医療ヒューマンドラマだ。

※以下、ネタバレを含む。

 第7話では、末期の乳がん患者でありながらも手術を望まない前田鮎子(戸田菜穂)と松本がデートする展開に。その後、前田は娘に見守られながら息を引き取る。一方、最近肺がんが見つかるも、「醜態をさらしたくない」と手術を拒否する松本の父親的存在・宮寺憲次(泉谷しげる)が、松本や家族の説得で治療を受け入れることに。

 視聴者からは「娘さんが最後、前田さんにネイルしてあげたところ感動した。やっぱりどんなに嫌っても親子なんだよね」「松本が憲次に“1日でも長く生きてもらいたい”って泣きながら言うシーンめっちゃ泣いた!」という感動の声が集まっている。

 さらに、前田と憲次の「延命しない」という選択に対し、視聴者からは「私も前田さんと憲次さんと同じ意見。見苦しい姿見せて、家族に迷惑掛けたくない」「自分は延命したくないかな。でも、自分の親がそんなこと言ったら全力で止めそう…。自分はいいけど家族には長生きしてほしいって矛盾で悩む」「本人には悪いけど、家族としてはどんな姿であれ生き続けてほしいと思う。松本が憲次に言った通り、格好つけずに精一杯生きてほしい」「自分は何だかんだ最後まで生きたいって思う。どんな姿であれ、家族といられるなら、それが一番」「私は延命派かな~。生きられる可能性があるならそこに賭けたいし、途中で放り出したら家族がかわいそう。死んでから後悔したくないし…」と死生観に対する様々な意見が集まっている。

 「本作は医療ドラマでありながら、『生』だけでなく『死』もテーマとして扱っています。第1話では、血のつながらない息子を育てる母親、第4話では、継父からの虐待による子宮外妊娠をした少女など、様々な事情を抱える登場人物が亡くなる展開となりました。そして今回は、過去に娘が恋心を寄せていた塾講師と駆け落ちをして、娘と縁を切った恋多き母親・前田の死が描かれました。この深いテーマ性に対し、視聴者からは『普通の医療ドラマって“手術して成功=幸せ”って感じだけど、このドラマは違うよね。時には死も救いになるし、生き続けることが苦になることもあるってことが、ちゃんと描かれてる』『尊厳死ってなかなか難しいテーマだけど、いろいろな考えがあっていいと思う。正解はないよ』という声も挙がっています。今後も、松本やその仲間たちがどのように死と向き合っていくのかが注目されるでしょう。」(ドラマライター)

 本日放送の第8話では、延命治療を決意した憲次が、自分の生と死をどのように考え、乗り越えていくのだろうか。松本やそのほか医師たちの葛藤も併せて注目していきたい。

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