歌手・槇原敬之容疑者が覚せい剤取締法違反などの容疑で13日に逮捕されて以来、各局では槇原の楽曲の使用差し止めや番組出演シーンをカットするなど、自粛ムードが広がっている。これを受け、番組では586人を対象に独自アンケートを実施し、薬物による不祥事を起こした芸能人の関連作品の差し止めや同事犯に対する厳罰化が必要か質問した。その結果、作品自粛については68%が反対という回答だったが、薬物の厳罰化には65%が賛成していた。
スタジオの火曜レギュラーと専門家にも同様のアンケートを行ったところ、作品自粛と薬物犯罪の厳罰化ともに賛成が過半数だった。そんな中、高橋は作品自粛には反対だといい、理由として昔も「ヤバいことやっている人の作品なんかいっぱいある」とし、「それ全部消してたら、本当にもう何も残らなくなってしまう」と持論を展開。これは坂上はドン引きした様子で、苦笑いしながら「『何も残らない』は言いすぎですよ。そんなヤバい人たちしかいないわけじゃないんで」と高橋に指摘した。しかし高橋はなおも、プロデューサーが逮捕されても番組は打ち切られないという例えを挙げ「全部なくせばそれでオールオッケーみたいなのもちょっと違う」と譲らなかった。
この高橋の主張に視聴者からは「ヒロポンができた時代とドラッグが駄目な時代と比較するなよ」「スタッフは公人じゃないから関係ない」「何もかも無くなるって事は(高橋の父の)英樹もヤバい事やってんのか」などと批判の声が集まった。
その後も高橋は薬物事犯の厳罰化には賛成としつつ「刑務所内が居心地良かったら意味ない」と懲役中の生活環境が良すぎるのではとも指摘。受刑者が出所時に「『こんな思いするくらいだったらもう二度と犯罪は起こさない』っていうぐらいの環境にしといてくれないと」とあえて刑務所内の環境を”劣悪”にするよう提案していた。これにもネットからは「芸能人があそこで居心地良いはねぇわ」「刑務所に入ってた人のブログ読んだけど全然心地よさそうじゃないよ」「刑務所が酷いと出たら反動も起きるよ」などとツッコミが殺到していた。
犯罪者の作品差し止めと薬物事犯への罰則はともに議論が複雑になっているが、それぞれに対する高橋の持論には多くの視聴者が違和感を覚えたようだ。