これを受け、マツコ・デラックスは「経済的な損失だったり、いろんな手続きは面倒くさくなるから、その辺の実害は多いと思うんだけど、見ていて思ったのは『降りる』というのも一つの選択肢なのかな」と語った。
イギリスのEU離脱は、2016年6月の国民投票で離脱が選択され、その後離脱派と残留派で激しい攻防が繰り広げられてきた。当然、EUを離脱した場合、経済的な損失が予想される。マツコは「それくらいわかってると思うのよ。EU離脱して、イギリス一国で世界経済と戦わないといけないとなったら、金融とか一部強いところもあるけど、工業とかだけだと成り立たない。それでも降りたっていうのはちょっと疲れたのかもしれない」と、気持ちを推し量った。これには、「マツコ、意外と歴史地理好きだもんな」「疲れたっていうのは的確な言葉かもしれない」といった言葉が聞かれた。
マツコは「疲れ感」の理由として、ヨーロッパでもフランスやドイツは地続きで隣の国と国境を接しており、「いつ攻められるかわからない」状態がずっと続いて来た経緯に触れた。対するイギリスは島国であり、「準備ができるじゃないけど、ちょっとのんびりで来てきた国民性もあるのでは。そういう人たちにグローバリズムは向いていないと思う」と分析した。スタジオの話はイギリスの大航海時代に及ぶも、マツコは「それも一部の人たちじゃん。スコットランドの田舎で、のんびり農業していた人からしたら大航海時代も関係ない。疲れたって感覚は同じ島国の人間としてわからなくもない」と話し、大陸と島国の違いは「中国と日本の違い」にも当てはまるのではと分析した。ネット上では、「島国根性ってのはあるかもな」「確かに日本とイギリスって似てるかも」といった声が聞かれた。
マツコのコラムニストらしい「見立て」が見られた放送と言えそうだ。