07年1月期に放送された同ドラマは、数々の難関資格を取得し、時給3000円(後にアップ)の「スーパー派遣社員」として働く主人公が、派遣先で活躍する姿を描いた。
主人公は業務を完璧にこなし、人間関係には無視を決め込むドライな女性で、与えられた仕事以外のことには関知せず、残業もせず。「それが何か?」と口グセの言葉を発しつつ、目上の正社員にも堂々と意見するキャラクターで人気を博した。かなり話題になったこともあり、視聴率は全話平均20.2%、最終回は26.0%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
「派遣社員にもかかわらず、幹部の正社員にもズバズバ物を言うあり得ないキャラが視聴者から愛された。回を重ねるごとに視聴率がアップし、気付くと篠原の代表作になっていた」(テレビ誌記者)
当時の篠原は、05年に俳優の市村正親と結婚。06年放送された主演ドラマ「アンフェア」(フジテレビ)が人気で、同年に映画化されるなど女優として大ブレークを果たしていた。
「その言動から、女性たちから圧倒的な支持を得ていた。しかし、前作から時が経ち、女優としての篠原の“商品価値”は明らかにダウンしたと言わざるを得ない」(芸能記者)
08年と2012年に出産を経験。2児の母として子育てをしながら女優業を続け、プライベートは充実。
しかし、主演ドラマはこのところ不発で、15年の「オトナ女子」(フジテレビ系)、17年の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(同)はいずれも全話平均1ケタ。代表作の続編だけに、現状の“商品価値”が証明されそうだ。