この間も、“完全無欠の顔面偏差値”佐藤勝利、“Sexy語録の生産者”中島健人は、独特の存在感を放っていた。そこに新春早々、突如として割り込んだのが元慶應ボーイの菊池風磨だ。1月11日に放映されたフジテレビ系「芸能人が本気で考えた!ドッキリGPジャニーズが全裸になっちゃった!SP」で、文字通り丸裸になったのだ。芸能人が考案したドッキリを、芸能人に仕掛けるバラエティ。菊池はドッキリクリエイターに就任した…はずだった。
その日、テレビ局にやってきた菊池は、打ち合わせ部屋に行くまでの廊下で、突然2択クイズを強いられ、巨大な壁が迫ってきた。選択した壁をぶち破って飛び込むと、そこは泥の海。頭の先から泥まみれになり、「これがドッキリです」と告げられると、クールなスタッフの口調に思わず、「カッコいい」と感心してみせた。
泥を落とすためにシャワールームへ案内されると、個室内にもしっかり隠しカメラ。シャワーシーンが長尺で映し出された後、天井がオープンになって、おばけが逆さまに顔を出す。大絶叫した菊池は、全裸のままシャワールームから飛び出し、下半身の“セクシーゾーン”を足、手で覆い隠した。放心状態で「僕ってジャニーズで合っていますか?」とこぼし、全裸のまま、「許せない!」と唇をかんだ。
洗礼は、これだけでは終わらない。シャワー中にスタッフはこっそり、パンツの内側にスースーする液体を塗布しておいた。何も知らずに穿き、ドッキリ後のインタビューを受けていると、菊池の“セクシーゾーン”をとんでもない冷えと痛みが襲う。拭き取るためのシートをスタッフから手渡されると、カメラに背を向け、ズボンに、さらにパンツに手を突っ込んでいる(と思われる後ろ姿)。するとどんどん痛みが増し、じゅうたんの上でのたうち回って、大絶叫。再び、「許せない!」と絶叫した。
VTRを観終えた後のスタジオコメントでは、「その日からちんちん、小さくなった。ちんちんがちっちゃくなるのは、絶対許せない!」と完ぺきすぎる総括。伏線を回収する芸人顔負けの芸を見せつけた。
“全裸監督”ならぬ“全裸アイドル”が見せた見事な脱ぎっぷり、美しすぎる腹筋、言葉のセンス、思いきりの良さ。ツイッターでは、トレンドワード上位を菊池が占める盛り上がりを見せた。その心意気には、「ナイスですね!」と賛辞の言葉を送らざるを得ない。
(伊藤由華)