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詐欺師のターゲットにされていた大物セレブ芸能人たち

 ミュージシャンのGACKTと布袋寅泰、女優の江角マキコが投資詐欺の被害にあっていたことを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 都内の投資コンサルタント会社「クエストキャピタルマネージメント」社長の松井直幸容疑者は、09年9月から昨年2月にかけ、15都府県の63人に対し、実体のない先物取引の投資話を持ちかけ、計約113億7000万円をかき集めたとして詐欺罪で8月に警視庁に逮捕され、14日に再逮捕された。

 同誌によると、そんな松井容疑者のターゲットにされていたのがGACKT、布袋、江角。3人の中でもGACKTはかなり投資にのめり込んでいたようで、出資する前のおととし7月に都内の一等地にある自宅を売却。土地と建物合わせて計3.5億円ほどで売却したと思われるというだけに、かなりの被害額だったようだ。

 布袋は現在デビュー35周年ツアー中だが、節目の年にもかかわらず被害が発覚。江角は14年、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂の自宅の壁に元マネージャーに落書きさせていたことが発覚し“開店休業”の状態。親しい知人の誘いで出資したというが、収入が激減しているだけに、かなりの痛手となってしまった。

 「松井容疑者はもともと証券マンで投資のノウハウがあり独立し00年にク社を設立。ところが、08年9月のリーマン・ショック以降、資金繰りが悪化し、詐欺に手を染め始めた。『数百分の1秒単位の高速取引ができる独自のシステムを使うので、リスクはほとんどない』などと、毎月3%の配当をうたっていた。芸能人はいくら稼いでも将来性が不安定なので、つい、松井容疑者の口車に乗せられてしまったようだ」(全国紙社会部記者)

 松井容疑者の公判に3人のいずれかが出廷する可能性もありそうだ。

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