薬物関係では、自宅から合成麻薬MDMAの錠剤を砕いたとみられる粉末と工具が見つかっていたことが発覚。粉末は都内のASKA容疑者の自宅1階書斎の机の上に残されており、近くの棚には錠剤を砕けるドライバーのような工具があり、先端に粉末が付いていたというが、「MDMAは砕いて吸引すると効き目が強く覚醒剤のような効果が得られると言われており、かなりの常習性があったことが証明された。自宅からは使用痕が長期間残る毛髪まで押収し、使用歴や購入ルートを徹底的に解明することになる」(全国紙社会部記者)。
90年代に日本音楽界に一時代を築いた同デュオだが、19日、現在の所属レコード会社・ユニバーサルミュージックがASKA容疑者との契約の解除と、同デュオと同容疑者の音楽・映像作品の出荷停止、回収、配信停止を発表。楽曲製作の介入や宣伝も請け負う専属契約は2001年から11年までで終わっていた。現在は流通、販売を請け負う業務委託契約が続いていたという。
また、「SAY YES」「YAH YAH YAH」など全盛期のヒット曲の販売権を持つヤマハミュージックコミュニケーションズも同日、同デュオの対象商品出荷、楽曲配信の停止と回収を発表。すでに「ひとり咲き」でデビューした79年から85年まで所属したワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)、86から98年に所属したキャニオンレコード(現ポニーキャニオン)から発売した商品はすべて廃盤になっており、同デュオのCDは中古市場でしか入手できないことになってしまった。
「これでASKA被告の今後の印税収入はカラオケぐらいになってしまった。都内の豪邸の固定資産税など、支払いが厳しくなると思われるだけに売却しなければならなくなりそう」(芸能記者)
ASKA容疑者は億万長者から一夜にして転落してしまった。