年末ジャンボ宝くじの1等・前後賞とロト7の1等。どちらも当せん金は10億円となるが、年末ジャンボ宝くじは、1ユニット2000万枚(1枚300円)に1等7億円が1口、前後賞1億5千万円が2口。
年末ジャンボ宝くじで10億円を手にしようと思えば、1等と前後賞の当せんが必須となるが、ロト7では7億円以上のキャリーオーバーが発生していれば、1等1口で10億円を手にすることができる。
宝くじ公式サイトにアクセスしてロト7のキャリーオーバーを調べると、年に5回あるジャンボ宝くじ発売日前後でキャリーオーバーが発生していることが確認できる。
11月8、15日と、2回連続で1等該当なしのロト7のキャリーオーバーは、18億1679万2475円まで積み上がっている。
ロト7は、1〜37の数字から異なる7個の数字を選ぶ数字選択式宝くじである。選んだ7個の数字が、抽せん数字と全て一致していれば、1口300円で10億円。理論上、同じ数字の組み合わせを2口購入して1等に当せんした場合は、10億円が2口、20億円となる。
11月のロト7抽せんは、2013年11月1日から2019年11月15日まで延べ29回行われているが、8億円超の高額当せんは9回を数え、1年12カ月の中でロト7の高額当せんが最も多く出ている月となっている。
3度ある最高10億円の抽せん数字は、2018年11月2日の第289回が「2、7、10、12、16、17、34」、同年11月16日の第291回が「1、11、18、19、21、29、37」、2019年11月1日の第341回は「4、11、17、27、29、31、36」だった。
奇数と偶数に分けてみると、第289回は「7、17」、第291回は「1、11、21」と「19、29」、第341回は「11、31」と「17、27」と、下1ケタで一致する奇数の組み合わせが出てきている。
奇数の固め打ちにヤマを張るか否かはともかく、1年でロト7の高額当せんが一番出やすい11月には、選んだ7個の数字について「合計が130以上」や「奇数または偶数どちらかを5個ないし6個選ぶ」という極端な狙いが高額当せんにつながっている。最高10億円2口の当せん、20億円の夢を見ない手はないはずだ。
小岩井弥(こいわい・ひろし)
金融機関、出版社を経て、フリーランスへ。競馬、数字選択式宝くじなど、一攫千金のマネー分野を研究。主な著書に『LOTO6 セット球+枠番消去法W−攻略』、『ロト6 キャリーオーバー4億円の法則』(ともにメタモル出版)、『図解 ロトセグシートでロト6が簡単に当たる本』(笠倉出版)などがある。2019年は、3月にロト6の2等に当せん。