ここ2戦は金鯱賞6着→宝塚記念12着と消化不良のレースが続いたものの、「2走ともに道中でつまずいてリズムを崩した」(堀助手)結果。決して力負けではない。それだけに、陣営も巻き返しに手応え十分だ。
とくに中間は体調面が大幅に良化してきた。1週前には函館Wコースで5F65秒1の好時計をマーク。叩き3戦目でピークの仕上がりだ。
「気持ちが前向きになって、覇気が出てきた。あとはスムーズな競馬さえできれば」
重賞3勝の実績は最右翼。馬さえその気になれば、アッサリのシーンまであっていい。
【最終追いVTR】Wコースで追われ、5F65秒1→51秒2→37秒4→12秒5(一杯)。ウオーミングアップに入った角馬場ではやや気負う面があったが、馬場に入ると落ち着きを取り戻した。道中は折り合いもピタリ。ゴール前で鞍上からムチ1発が叩き込まれると、抜群の反応を見せて力強く伸びた。