1999年に9年間の結婚生活に終止符をうった二人だが、結婚当時にバリ島で一風変わった食事をしたあとに妄想と吐き気がいっぱいになったと語った。
「ミックと私は、バリ島でマジックマッシュルーム入りのオムレツを食べると、戻しそうになるし、頭はグルグルまわるし、本当にもの凄いバッドトリップをしたわ」
しかし、ジェリーはこの経験も、彼女の若いころに牛の膏丸を食べさせられたことに比べれば良い方だったという。
「たしか12か13歳くらいだったと思うけど、姉たちと一緒に食用牛の去勢の仕事をしているカウボーイたちと一緒に出かけたことがあったの」「冗談で、彼らから『ロッキーマウンテン・オイスターを試食してみなよ』って言われたわ。その味、っていったら途方もなくマズいのよ。今でも牛の膏丸を食べる想像しただけで、身震いしちゃうわね」
ちょうど同じ頃、ジェリーは男性器に興味を持ち始め、とくにお気に入りの逸話としてオモチャのペニスが付いたエプロンと、それが旧友アンディ・ウォーホールを思い出させると語った。
「姉の一人が、私に料理の時に使う特別なエプロンをプレゼントしてくれたわ」「前についているジッパーを開けると、ぬいぐるみのおチンチンがピョコンと飛び出るの。きっとアンディ・ウォーホールなら喜んだみたいなヤツね。アンディとは長い間、親友だったわ。彼って、寛大で、穏やかで、優しい人だった。彼のキッチンにある戸棚に、本当にキャンベルのトマトスープ缶が大量に並んでいたわ…全部、自分用のね」