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“主人公、ドラマ枠、世界観…何もかも違う!” 『絶対零度』、視聴率2ケタ発進もシリーズファンからは不満

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沢村一樹

 月9ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査』(フジテレビ系)の初回平均視聴率が10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。

 同ドラマは2010年にシーズン1、2011年にシーズン2がそれぞれ放送されたドラマシリーズ『絶対零度』のシーズン3に当たる作品。シーズン1、2ともに火曜9時枠で放送されていたが、シーズン3になって初めて月9枠で放送されることとなった。

 これまでのシリーズでは未解決事件や特殊犯罪を描いていたが、今回のテーマは警察の最新システム用いて、まだ起こっていない犯罪を防ぐ「未然犯罪」。主演はこれまで主人公だった上戸彩に変わり、沢村一樹が務めている。

 9日放送された第1話ではそれまでの主人公・上戸演じる桜木泉が失踪していたことが判明。ベトナムに潜伏していたものの、第1話のラストで焼死体となって発見されたことが伝えられた。

 そんな衝撃の展開で幕を開けたシーズン3だったが、これまでの『絶対零度』シリーズとの共通点と言えば、桜木と、シーズン2で桜木と「バディ」を組んでいた横山裕演じる山内徹の存在程度。これにシリーズのファンの不満は爆発した。ネット上には、「随分ドラマの雰囲気変わって違和感しかない。もう来週から観ないな」「シリーズからなにも踏襲されてない。ほんとひどいわ」「普通のドラマとしては楽しめたかも知れないけど、『絶対零度』として観たらちょっと耐えられない」などと疑問の声が噴出する事態になっている。

 また、「『ケイゾク』と『SPEC』みたいな関係性にすればよかった」「ちょっと世界観が繋がってる別のドラマにしてくれたほうが共通点を楽しめてよかった」と、同じシリーズではなく別のドラマとして制作し、あくまで世界観だけを共有する制作方法の方が良かったのではとの指摘もある。

 とはいえ、月9の視聴率二ケタ発進は『コード・ブルー3rd season』以来1年ぶりのこと。今後の視聴率の伸びに期待したいところだ。

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