『絶対零度』はフジテレビのドラマシリーズの中でも人気作のひとつ。未解決事件や特殊犯罪を扱うドラマで、今回がサードシーズンとなる。ファーストシーズン、セカンドシーズンは上戸彩が主演を務めていたが、今回の主演は沢村一樹。上戸彩演じる桜木泉は失踪した刑事役として登場。ドラマのカギを握る役回りだという。
この発表に、シリーズのファンからは、「なんで上戸彩じゃないのかな?前シーズンと主要キャスト変えないでほしい」「次の主演、上戸彩じゃなくなってショック」「上戸彩がメインじゃないならシリーズの原型なくない?」といった不満も少なからず聞かれている。加えて初回ゲストとして発表されたのは、タレントの武井壮。「月9なのに俳優がゲストじゃないんだ…」「武井壮は嫌いじゃないけど、どうなんだろう」とドラマの行く先を不安視する声も見受けられた。
「『絶対零度』はシリーズ最高視聴率18%を記録した人気ドラマです。これまでは火曜日9時からの枠で放送されてきましたが、今回はフジテレビ系ドラマの花形と言える月9枠に進出しました。それだけに、主演が上戸彩さんではないのがシリーズファンにとっては不満だったようです」(ドラマライター)
しかし、一方で今後はさらなる視聴率の伸びも期待できるという。
「最近ではテレビドラマ全体の視聴率の低下が叫ばれていますが、そんな中でも安定して視聴率が取れるのが刑事モノ。前クールでも波瑠主演の刑事ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)は平均12.9%で春ドラマトップクラスの視聴率を記録しました。また、テレビ朝日系の『相棒』シリーズも安定した視聴率を獲得していることが知られています。今回の『絶対零度』では設定が前シーズンと異なるとの声もありますが、その反面、新たな視聴者層を取り込むことができるメリットもあるのです」(前出・同)
確かにネット上からも、不満の声がある反面、「今まで見たことなかったけど絶対零度気になるな!」「ちらっと映る上戸彩を楽しみにする!」などと、期待する声が寄せられている。
低視聴率が続き苦しんでいる月9枠だが、前回の『コンフィデンスマンJP』は視聴者から圧倒的支持を得て人気作に。映画化も決定した。果たして『絶対零度』も視聴者の期待に応えることはできるだろうか。
『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』は9日9時からスタート。初回は30分拡大版で放送される予定。