中田は元々同ゲームの特別レポーターとして活躍をしていたが、腕前が上達するにつれて態度を豹変させる。「正直対戦相手みんな弱すぎません?」「強い人と戦わせてよ」と挑発的な姿勢をとり、シリーズ総合プロデューサーである細山田水紀氏に勝利したことで、自身を天才プレーヤーと言うまでになっていた。
遺恨に決着をつけるため細山田氏は今回、大会に参加したプレーヤー上位3人を中田にぶつける決断をし、「今回こそ、最強戦士を用意しました!」と高らかに宣言。対する中田は、はんにゃの川島章良と金田哲を率い「中田軍団」として挑んだ。
中田は試合前「すべての人類を超えてきた私ですよ。ちゃんちゃらおかしい」と自信満々に語った。また、試合形式についても、先鋒、次鋒と順々に戦う方法をまどろっこしいと一蹴。3組一気にプレイするという戦い方を提案したが、カンペが小さく言葉に詰まる場面もあり、「サングラスで読めないんだよ!」とコメントし、笑いを誘っていた。
対決が始まると金田があっさり敗北。中田は大会で優勝したマーロボ選手相手に6連鎖を決める瞬間もあったが、圧倒的な手数で攻めたてられ惨敗し、残った川島は制限時間の終了までしのぎ切ったが、判定で敗北となった。
完全敗北を喫した中田は「久しぶりに勝負が楽しかった…。これまで何度も勝利しても心は砂漠のようだった。久々の敗北は気持ちいい!」と叫び、勝ったマーロボ選手を「その名前、覚えておくよ!」と賞賛したのだった。(雅楽次郎)