しかしよく考えてみると、ダイエットとしては、肉を食ってダイエットするほうが面白い。(笑)
あくまで基本を整理しよう。
かつてリアルライブでダイエット取材した内容は、以下のようなものだった。
<仮に男性なら一日の消費エネルギーは2500キロcal。それだけ食べてしまったら、トントン。では、1500キロcalだけ食べれば、1000キロcal分、食事で補えない分の一日の消費エネルギーを、溜まった中性脂肪が燃焼することでまかなう。そのことで、内脂肪が減る! 但し、複合糖質たるお米の少量の摂取は必須>
これだけ見ると、摂取エネルギー=食事は、特に肉を毎日食べたからといって量さえ調節できればどうなるものでもなさそうだが…。
では、あえて肉ダイエットなどと銘打つダイエットには、その理由はあるのか。
肉食いダイエット、の中心的な見解としては、糖の代わりに、肉を摂取というあたりがポイントのようだ。
つまり、太るの代名詞=糖質=ごはんは、日本人が消化吸収しやすい必須の栄養素なので思わぬ悪影響が出ないように摂る必要はあるにせよ、…減らしたい。
そこで、体に必要な栄養素が十分に含まれているたんぱく質を主食にしよう、ということがテレビでも喧伝された。たんぱく質、というか肉!を食べられることによって結局満足感から、糖類を減らすことに成功する、というようなシナリオのよう。
いっぽう、肉を食わないダイエットのほうは、肉の脂肪は糖質より断然太りやすいので、肉を食えば太るのです。たんぱく質は日本人はむしろ摂り過ぎなので、あえて肉を食べなくてもいい、などとおおよそ言っているようである。
コンビニのしょうが焼き弁当を食べたら、もう1日の目安の1500キロcalまではいくらもない。
なので、一旦痩せるまではけっこうな肉断ちをして、それからはカロリーの低い肉を食べて栄養のバランスを失わないようにする、というあたりでどうだろうか…。
これなら脂をカットするような面倒な調理はしなくても済むし、だいたい「脂」だって必要な栄養素なのだから、頭は混乱する(笑)
結局、カロリー計算したうえで、医師などの専門家に相談しつつ自分に合った無理の無いダイエット法を見つけたい、ということに尽きるのではないだろうか。