オープニングこそ、桑田の大ファンというaikoに頬にキスをねだる(実際にキスされました。そして、松潤からも。笑)など、いつもの明るい桑田氏だったが、その後は緊張気味なのか、終始後ろで神妙な表情。
出番になり、MCのタモリとのトークでは、CTスキャンの機械の音が怖くて、曲づくりの歌詞の事を考えようと思ったが無理だった、など、視聴者からの質問に応え、積極的に自らの病気について語った。
いよいよ、新アルバムから、シングルカットされていない「銀河の星屑/月光の聖者達」という、それぞれアップテンポなナンバーとバラードのメドレーを披露。
生と死をもテーマにしたと思われる両曲で、まさに鬼気迫る渾身のパフォーマンスを魅せ、会場の涙を誘った。
ツイッターなどによると、番組で号泣していたaiko氏は、桑田の歌を正座になって聴き、途中から拍手で音頭を取り、最後は、客やスタッフも多くがもらい泣きしていたらしい。
改めて、真面目にパフォーマンスすると、才気走りすぎてちょっと周囲を引かせるくらいなんだなあ…と思わせた“天才”桑田氏の、見事すぎる復活劇だった。