第7話は、外国人労働者が原因不明の症状を訴え、出動したTOKYO MER。集団食中毒事件と思われたが、なぜか現場は多くの警察官によって占拠されていて――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第7話では、喜多見(鈴木亮平)の“命がけで患者を救う”という信念の行き過ぎに対し、視聴者からドン引きの声が集まっている。
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問題となっているのは、クライマックス。現場ではテロ集団による爆弾による爆発が起き、地下にいた不法就労を行っていた外国人労働者が生き埋め状態に。地下では神経ガスが立ち込めているが、テロ集団による2度目の爆発予告まで時間はわずか。地下へ降りるガレキを撤去した後、喜多見たちが急いで外国人労働者を救出するという展開だった。
「爆発まで残り数分と時間が迫る中、消防庁などと連携し次々と外国人を救出していきましたが、喜多見が最後の1人を発見したのは残り1分半というタイミング。患者は棚に挟まれ動けず、喜多見らはその場で治療を始めるという展開でした。そこに千住(要潤)が駆け付け、なんとか患者を引き抜くことには成功しましたが、一方の喜多見は患者の腕に注射を刺そうとするも、防護服のマスクが曇って上手く見えないため、マスクを取ってしまう始末。結局、時間ギリギリに喜多見と千住らが患者を抱えて脱出するも、当然間に合わずタイムリミット。しかし、2度目の爆破予告はブラフで実際には爆発しなかったため、事なきを得たというハラハラすぎるものとなっていました」(ドラマライター)
この展開に、視聴者からは「さすがに引くわ」「己を危険にさらすのを美化しないでほしい」「間に合わないところまでやるのはどうなのか」といった批判的な声が多く集まっていた。
「そもそも、注射は比奈(中条あやみ)に代わってもらったり、患者を発見した時点で千住を呼んだりすればここまでの危険はなかったはず。自身だけでなく、千住らの命も危険に晒してまで治療を優先するという描き方に、視聴者はドン引きしてしまったようです。結果的には爆発もせず、神経ガスの濃度が下がっていたために喜多見も無事でしたが、ドラマでよく見られる、“ギリギリセーフ”の域を超えた展開には大ブーイングが集まりました」(同)
ハラハラ以上の展開は、ドラマファンからはあまり望まれていないようだ。