東京都知事(石田ゆり子)直轄の救命救急チーム「TOKYO MER」が描かれている本作。主人公の喜多見(鈴木亮平)がチーフを務める救急チームとはほかに、出動の際には危機管理対策室が活動をサポート。危機管理対策室には室長の駒場(橋本さとし)、清川標(工藤美桜)、目黒大知(猪塚健太)らがいるが、注目を集めているのはこの清川の宣言。救出作業後、毎回「死者は……ゼロです!」と周囲に報告している。
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「この『死者ゼロです』宣言に、毎回、危機管理対策室は『よっしゃあ!』『ワー!』と大盛り上がり。しかし、 MERチームをサポートしている危機管理対策室は当然ながら事故発生から最後までの一部始終を見守っており、死者が出ていないのは自明。にも関わらず、毎回判を押したように同じ宣言を行い、職員が大喜びする様子にネットからは『いやいや、分かってるでしょ?』『これ毎回同じこと言って鬱陶しい』『みんなゼロって分かってるのに、なんでもったいぶるの?』という声が集まっていました」(ドラマライター)
一方、ここに来てこの「死者ゼロです」宣言に対する評価も、上がり始めているという。
「そもそも、ドラマ内のTOKYO MERの使命は『死者を一人も出さないこと』。これに毎回同じ『死者ゼロです』宣言が入ることで、本作はハラハラはするものの、最終的には死者が出ないために安心して観ることができるという作品になっています。そのため、ネットからは『どんな状況でも、死者ゼロです!があるから安心して見れる』『最初鬱陶しかったけどこのセリフは必要だわ』『水戸黄門の印籠みたいに思えてきた』といった声が。終盤になり、『死者ゼロ』が覆される可能性はあるものの、少なくとも現段階では『死者ゼロです』宣言が安心の保証となっているようです」(同)
この「死者ゼロです」宣言がずっと続くことを願う。