これまで「踊る大捜査線」の映画版は2本公開されたが、第2弾は興行収入173.5億円で邦画実写映画興行収入1位を記録。スピンオフ作品も人気を博し、第3弾の製作が邦画界で注目されている。
「まだ発表はされておらず、極秘撮影開始という話も聞いてないが、今年の下半期か来年公開されることは確実」(映画関係者)
第2弾がメガヒットしたため、第3弾のハードルは非常に高い。しかし、それを乗り越える“秘策”として「SP」とのコラボが浮上しているそうだ。
「『踊る』も『SP』もフジテレビなのでまったく問題はない。ただ、『SP』は単体での映画化がすでに決定しているので、主演の岡田准一、堤真一らがゲスト出演する形になると思う」(フジテレビ関係者)
「SP」は昨年11月から今年1月まで放送。初回に14.5%、最終回は最高18.9%を記録するなど平均15%越え。「当初は、10%も取れればいいかな、というぐらいの期待だった。あまりにも数字が取れたため、早々と映画化が決まった」(同)という。
「実は、コラボ案が浮上した背景には、以前から確執がうわさされている織田裕二と柳葉敏郎との関係がある。それを考慮しての苦肉の策」(映画記者)
織田と柳葉といえば、週刊誌などで「現場で胸ぐらつかんで殴りあいをした」と報じられるなど“犬猿の仲”で有名。柳葉は一般紙の地方版の連載で、「織田君に『それ違うんじゃないの?』と言われて『ぷっちん』と来まして。プロデューサーに2話が終わった時、『殉職させてくれ』と嘆願した」と織田との確執を赤裸々に告白した。
「これまでなかなか続編ができなかったのは、織田が柳葉の出演に難色を示していたから。しかし、ファンにとっては柳葉が出てこないのは不自然。そこで、柳葉が岡田らが『SP』で所属した部署に異動になったという設定にして、織田と絡むシーンをなくすという方向になったようです」(同)
主役の織田の機嫌をそこねないために関係者も苦労しているようだが、「織田は初主演の時代劇映画『椿三十郎』がコケたので、次が正念場」(同)というだけに、ヒット確実な「踊る大捜査線」の出演を蹴ることは、まずないと思われるが…。