◎マルセリーナ
○ホエールキャプチャ
▲マイネイサベル
△ハブルバブル
△メデタシ
△グルヴェイグ
△ピュアブリーゼ
スタートで1完歩遅れ、しかも直線では前が壁になるシーンがありながら快勝した桜花賞は衝撃的ですらあった。2か月ぶりの実戦であったことと、メンバーの中で一番苦しい競馬を強いられたことを考えると、能力的には一枚上の存在。一気の距離延長が最大の焦点となるが、絶対能力で勝るだけにレース前半が落ち着いた流れなら崩れる心配はないだろう。馬場が悪い中で行われた今週の追い切りでもよく動いており桜花賞時からパワーアップしている印象を受けた。レース中のアクシデントさえなければ2冠の確率はかなり高い。馬券的にはつまらないが、相手はホエールキャプチャ。この馬も桜花賞では4角大外17番手の苦しい位置から猛然と伸び、マルセリーナとは0.1秒差。距離不安はつきまとうが、こちらも他と比べて能力的に上位。残り1Fで勝負できる位置にいれば、勝ち負けの競馬になるだろう。以下、賞金は足りていながら桜花賞には見向きもせずオークス一本に絞って調整してきたマイネイサベル、大挙6頭出走のディープインパクト産駒の中からハブルバブル、メデタシ、グルヴェイグの3頭、そしてギリギリで出走権を得た長距離血統のピュアブリーゼあたりを抑えておきたい。
【馬単】流し(9)軸(1)(2)(12)(16)(17)(18)
【3連単】フォーメーション(9)→(12)(16)→(1)(2)(12)(16)(17)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。