「80歳を過ぎても舌がしっかり回っている。頭の中はどうなってるの?」という視聴者からの疑問に応える形で進行されたこの日の番組では、MRIを利用し、黒柳の脳を細かく分析することに。その結果、黒柳の脳の回転速度は超人的に発達していることが判明したのだ。これを見た医師は「一般の人が時速80キロなら時速800キロくらいで進んでいるようなもの」と発言。そのすごさにお墨付きをもらっていた。
これだけでも驚きだが、黒柳は他にも多くの伝説を持っている。
実は黒柳は、テレビが誕生した頃からテレビに出続けている数少ないタレントの一人。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のほかにも、長寿番組『世界・ふしぎ発見!』(TBS系)に初回からレギュラー出演をしているが、予習も相当繰り返していたため、これまでに出題された問題と解答をほとんど覚えているそうだ。黒柳は当時のインタビューで「頭が悪いと思われたくない」と語っているが、当時から黒柳の勉強熱心さに、周りは驚かされていたという。
さらには1972年、アカデミー受賞式に出席するため、チャップリンが国外追放命令を受けて以来、初めてアメリカに足を踏み入れることが決まった際は、NHKの要請でチャンプリンへの即席取材も経験した。チャップリンの周りにはがっちりとガードマンがいたそうだが、黒柳はそれを見越してか着物を着用。それが功を奏し、“特別な人”と認識されて、チャップリンと話すことに成功したという。
「他にも、動物と話すことができたり、50歳頃までは昼夜にステーキを食べるような生活をしていたり、消化速度が人の4倍速いなど、驚きのエピソードは多数です。でも、ここまでの伝説が語られるのは、なんといっても黒柳さんのパワフルさにありますよね。以前、インタビューで『生き生きしていることが若さ』『笑っていれば細胞が活性化して元気になる』という言葉を残しているのですが、今の黒柳さんを見ると納得です」(芸能記者)
数々の伝説を残す黒柳だが、慈善事業にも長年取り組んでいる点も大いに評価できる。まさに人間としての魅力は底知れないのだ。