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東てる美、番組企画で病気発見 過去には大物芸人も動脈硬化と診断

 女優の東てる美が初期の肺腺がんを患っていることがわかった。テレビ番組『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)の企画で、5月に人間ドックを受診したところ、胸に影が発見された。精密検査の結果、初期の肺腺がんと診断された。

 この番組では過去に、歌手の麻倉未稀に初期の乳がんが見つかり、左乳房の全摘出と再建手術を受けている。オアシズの大久保佳代子にも甲状腺腫瘍が見つかったが、幸い結果は良性だった。この番組に限らず番組企画で病気が見つかる芸能人は多い。

 「お笑いタレントの関根勤は、『サタデープラス』(TBS系)で受けた心臓ドックで動脈硬化の一つである冠動脈狭窄と診断されました。医師から、命に関わる病気にかかる可能性が高いと指摘され、冠動脈を拡げる手術を行います。関根は普段から酒もタバコもやらず、当時は自覚症状もない状態でした。手術を決意させたのは、孫の成長を見届けたいという思いがあったようですね」(芸能ライター)

 芸能人たちはなぜ番組で病気が発見されるのか。普段から健康診断を受けていないのだろうかといった素朴な疑問が浮かぶが、そこには芸能人ならではの事情がある。

 「芸能人は各事務所に所属していますが、会社員ではありませんので、年に一度の健康診断が義務付けられているわけではありません。人間ドックなどに自発的に行く必要があるといえますが、スケジュール調整も難しいため、なかなか病院にかかっていないのが実情です。そもそも病院嫌いという人もいるでしょう。さらには食生活や睡眠時間なども不規則になりがちです。そうした生活を送っている人は芸能人以外にもいるため、視聴者に健康管理を意識させるためにも、健康番組、医療番組の重要度は高いといえるでしょう」(前出・同)

 多忙をきわめる芸能人たちにとって、健康診断企画がある種のライフラインとして機能している実情はあるかもしれない。

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