主演の渡哲也がこれまでのイメージと違う破天荒な頑固オヤジを熱演、新婚の紀香が結婚後初の連ドラ出演での主婦役などそれなりに話題が多い同ドラマだったが、初回の視聴率は13%にとどまった。
「放送前日にはド派手に石原軍団得意の炊き出しを行い、盛り上げていた割には可もなく不可もなくという数字。2回目以降が勝負」(テレビ朝日関係者)
紀香は渡の息子役の徳重聡の妻役。しかし、評判はイマイチだという。
「服装と髪型のせいかもしれませんが、実年齢の36歳より老けて見えます。全体的に“昭和のドラマ”の香りが漂うだけに、あまり派手にしても浮いてしまうんですけど」(同)
かつては“CM女王”の名をほしいままにし、ドラマの主演も多かった紀香だが、いつしか“低視聴率の女王”と呼ばれるにつれCMも減っていった。
「99年にフジテレビ系で放送された初主演ドラマ『ナオミ』は平均14.5%とまずまず。思えば、あのころが絶頂期で、それ以後は下り坂です」(テレビ誌記者)
その後、日テレ、TBS、テレ朝の民放各局に加え、NHKでもドラマ主演を果たすが、思うような数字は取れなかった。
「業界的に1本でも平均視聴率が15%を超えたドラマがあると一流女優として評価されます。しかし、紀香の場合、それがない」(同)
作品の出来も大きいが、ここ数年のドラマはフタケタすら難しい。
「03年のTBS『あなたの人生お運びします!』、昨年のテレ朝『だめんず・うぉ〜か〜』はともに平均8%。『だめんず・うぉ〜か〜』は放送期間中に陣内との結婚報道があったにもかかわらず、実質的には打ち切りになりました」(同)
石原軍団と初タッグを組んだテレ朝系のスペシャルドラマ「祇園囃子」の視聴率は20.3%だっただけに、今回で汚名を返上できそうだが…。
「家族のきずな、食の大切さなどをテーマにした今回のドラマですが、現代人の感覚と微妙なギャップを感じられます。今回のドラマがコケればテレ朝も石原軍団との関係を見直しを迫られるでしょう」(別の民放局関係者)