なかでも、関心を集めていたのが、ともに10月18日スタートとなった木曜日午後9時の医療ドラマ決戦。テレビ朝日系列「ドクターX〜外科医・大門美知子〜」(米倉涼子主演/午後9時〜10時9分)と、TBS系列「レジデント〜5人の研修医」(仲里依紗主演/午後9時〜10時9分)のガチンコ対決は、「ドクターX」が18.6%(以下すべて、ビデオリサーチ調べ、関東地区)、「レジデント」が8.4%で、米倉のダブルスコア以上の圧勝だった。
仲は10月16日火曜日に最終回を迎えたNHKドラマ10「つるかめ助産院〜南の島から〜」(午後10時〜10時50分/8月28日〜10月16日)でも妊婦役で主演を務めたが、全8話の平均視聴率は8.1%と低調だった。仲にとっては、「レジデント」がゴールデンタイム(午後7時〜10時)では初の主演となったが、正直、まだゴールデンの主役としては、「顔じゃなかった」といわれても仕方あるまい。
先週スタートしたドラマは、TBS系列「日曜劇場〜MONSTERS」(香取慎吾&山下智久主演/21日日曜日午後9時〜10時48分)が13.8%、テレビ朝日系列「木曜ミステリー〜捜査地図の女」(真矢みき主演/18日木曜日午後8時〜8時54分)が11.2%だった。
初回(13日日曜日)で14.0%と上々のスタートを切ったフジテレビ系列「ドラマチックサンデー〜TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜」(深田恭子主演/午後9時〜9時54分)の第2話(21日)は、9.4%と1ケタ台に急降下。前週から4.6ポイントも下げ、先が思いやられる数字となった。
また、低迷が続くNHK大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチ主演/日曜日午後8時〜8時45分)第41話(21日)は7.9%で、3週連続の1ケタ台。この視聴率は第31話(8月5日)の7.8%に次いで、過去ワースト2番目の数字。もはや、同ドラマはこのまま低い視聴率が続くなかで、終わってしまいそうな気配だ。
(坂本太郎)