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【今行く映画館】 ビートルズファン必見!お洒落で渋い探偵ミステリー『苦い蜜 〜消えたレコード〜』

 つい最近、カトリックの総本山バチカンが、それまで非難していたザ・ビートルズを称賛する新聞記事が話題になった。「彼らの美しいメロディーは、ポップ・ミュージックを永久に変え、いまでも我々を感情的にする。貴い宝石のごとく存在し続ける」と。40年の時を経て、ビートルズファンには何とも懐かしいサウンドが心に蘇る。そんなザ・ビートルズの幻の貴重盤「ブッチャー・カバー」をめぐって繰り広げられるお洒落なミステリー邦画が、現在公開中だ。

 『苦い蜜 〜消えたレコード〜』(ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開中。全国順次ロードショー)は、仙台市内にあるビートルズバー「リボルバー」で繰り広げられる探偵ミステリー。主人公の探偵役である金子昇を中心に、池上季実子、田中健、高橋ひとみ、犬塚弘などベテラン陣が競演、若手ではドラマ「嬢王 Virgin」でブレイクした原幹恵と、鎌苅健太なども顔を揃える。彼らが交差し、謎は深まるが…。GSサウンドファンにはたまらない音楽は、森本タローとスーパースターが担当している。

 ザ・ビートルズが現役時代に出した英国版公式オリジナル・アルバムの一枚『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の「ブッチャー・カバー」と呼ばれるこのジャケットは「ある事」が原因で数が少なく貴重な品だ。ビートルズ世代なら誰でも知っている、このトリビア。若い世代は映画を見て「真実」を知ってみてはいかが。

写真:映画『苦い蜜〜消えたレコード〜』
(C)2010『苦い蜜』製作委員会

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