1回戦では上沼恵美子の公認モノマネで知られる天才ピアニストのますみ、その上沼への暴言騒動で話題となったスーパーマラドーナ武智の相方である田中一彦などが2回戦へ進んだ。
さらに、元Jリーガーでヴィッセル神戸に所属した近藤岳登氏も2回戦進出を決めた。昨年度の『R-1』には、ホリエモンこと堀江貴文氏も出場し1回戦を突破している。ただ、今大会から参加資格は「芸能事務所、及びプロダクション所属者」「芸能活動を行っている者」「『芸』を生業としている者」としてアマチュア参加が不可となった。近藤氏の場合はサッカー解説者としてタレント活動も行っているため、参加が可能になった。
『R-1ぐらんぷり』は前の大会で1回戦を突破した場合、シード扱いとなり2回戦からの登場となる。2回戦以降は、名だたるプロ芸人がそろうため、勝負はここからといえるだろう。2019年の注目出場者は誰だろうか。
「2018年度の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝を果たした霜降り明星の動向は気になるところですね。実は粗品とせいやの2人とも、ピン芸人として『R-1』決勝進出経験があります。せいやの動きネタはもちろん、粗品のフリップダジャレ芸のクオリティも高いです。『M-1』『R-1』の連覇にも期待がかかります」(放送作家)
さらに、『R-1』は昨年、2018年は視覚障害を持つ濱田祐太郎、2017年には全裸お盆芸のアキラ100%が優勝している。ひと味違う個性派芸人の登場も待たれるところだ。
「今年の注目株としては、天然すぎるほんわか女芸人として人気のあるいかちゃん、アキラ100%に同じく裸芸ながら、言葉を一切用いない動き芸において海外でも話題のウエスP、前大会では早々に敗れるもその後ブレークを果たした、現役医師芸人であるしゅんしゅんクリニックPあたりでしょうか」(前出・同)
ネット上でも「テレビで見ている人か、無名の人かの争いになりそう」「これも平成最後の『R-1』チャンピオンだな」といった声が聞かれる。『R-1』は決勝までに5回の予選が行われる。勝負の行方を見守りたい。