同戦車はニュージーランドにある、映画用のセットなどを作っている会社に依頼して完成したレプリカで、各部に金属製のパーツを使用し、本物のような質感を再現している。
IV号戦車は第二次大戦時にドイツ陸軍が使用した戦車だが、今回のレプリカは、作中で西住みほが所属する大洗女子学園の「あんこうチーム」が、因縁の相手である黒森峰女学園との戦車道全国大会決勝戦に使用した、オリジナルカスタムモデルと同じ装備となっている。大きな特徴としては、車体が短砲身D型でありながら、F2型の75ミリ長砲身という点と、足周りと砲塔のシュルツェン(防盾)挙げられる。また、チームのマークであるあんこうのエンブレムや、大洗女子学園の校章も再現されている。
自走はできなないが、砲塔は稼働式で、イベントでは実際に動いた姿も公開し、来場者が歓声をあげる場面もあった。担当者の話しによると、今後は、11月21日公開予定の新作映画のPRなどもかねて、各イベントでお披露目予定とのことだ。(斎藤雅道)