業界視聴率No.1を長らくキープしているトーク番組。今回は客を入れない異例の方式で、有名芸人がみずからの性格や身体のコンプレックスを言いあうサミットだ。同番組にはさほど出演していないジュニアは、「初めて言うけど…」と、左胸の下にあったホクロについてカミングアウト。「最近は小さくなったけど、センターが黒くてポコッてなったやつがある」と前置きしたうえで、女性との性交渉の際、「乳首と勘違いしてコリコリされたとき、悪いから若干、感じてるフリした」と、事の内情を明かした。“おっぱいじゃない”と言えないのは、優しさか本能か。テレビ番組出演時と同じく、夜の営みでも気づかいという優しさを忘れないジュニアだった。
●第2位「おねぇとつるむようになって、我慢しなくてもいいんだと知った」(フォーリンラブ・バービー/フジテレビ系列『アノ人たちの作り方〜なぜこうなった!?ファクトリー〜』12月5日)
もはや、女ピン芸人としての地位を確立させつつあるコンビ芸人のバービー。今回は、月に10万円も投入する美容と、モンスター化する奇抜なファッションに迫った。幼少期はいじめに遭っていたが、克服して芸人になり、有名になって金回りが良くなり、今は業界内で働くおねぇが夜遊びのパートナー。「おねぇとつるむようになって、我慢しなくてもいいんだと知った」ため、それまで隠していたファッションセンスを暴走させることにした。ちなみに、性の暴走も止められないようで、ひとり旅行で訪れたインドのアッサム地方では、タクシーの運転手とワンナイトラブ。「前段階のテクニックはすごい。女性は満足されると思います。(自分自身も)満足、満足」と語った。
●第3位「なに真面目に来てんねんと思います」(木村祐一/フジテレビ系列『ボクらの時代』12月1日)
マルチな才能で異彩を放つお笑い芸人の木村、板尾創路に、大御所俳優の國村準が加わった鼎談。演技、舞台、世の中の怒り、ダウンタウンなどについて、熱く語りあった。板尾と國村は、現在公開中の映画『あさひるばん』で共演中。3人は、関西時代から数えると、25年の付きあいに及ぶ。作家、映画監督、芸人としても活躍する木村は、所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営する吉本総合芸能学院のNSCの講師も務めている。そこで話題は、最近の若手芸人に…。木村は、「NSCの講師をさせてもろてて言うのもナンですけど、なに真面目に来てんねんと思います」と苦笑すると、板尾は、「第一声はそこやな。考えられへんな」と同意。学校で笑いを学び、時間通りに授業を受ける当たり前の芸人予備軍を、嘆いてみせた。(伊藤由華)