人気バラエティの3時間SP。3本立ての2本目は、恒例企画の“出て来いオレの名前〜アノ人の何番目芸人〜”だ。男性芸人の名前をどれだけ知っているか、有名女性ゲストを使って検証する。ひとりめは、長澤まさみ。写真を見せて何人のコンビ名・個人名を挙げられるかを試した結果、今年打ち切りになった『ピカルの定理』(フジ系)のレギュラーメンバーだったハライチ、千鳥が知られていないことが発覚した。それをひな壇で、「“ピカル”はダメ」と笑ったのは、FUJIWARA・藤本。すると、同じく『はねるのトびら』(同)で終了の憂き目に遭ったドランクドラゴン・塚地武雅が、「やってた期間も短かったですからね」と、イヤらしい表情で続いた。フジのバラエティ抗争をテレ朝で勃発させたふたり。“はねトび”vs“ピカル”は今なお仁義なき戦いのようだ。
●第2位「20代のとき、“トゥナイト病”のころがありました」(アンジャッシュ・渡部健/日本テレビ系『せまソン♪』10月25日)
せまーいミュージックバーに、せまーいことにこだわる芸人たちが集まり、せまーいシチュエーションのプレイリストを選曲する音楽番組。今週はDJ KAORIを囲んで、マスター役のアンジャ・渡部、客役の平成ノブシコブシ・吉村崇、フットボールアワー・岩尾望が、合コンに関するピッタリソングを挙げながら、実話を明かした。世良正則&ツイストの『銃爪(ひきがね)』を挙げ、♪トゥナイト 今夜こそおまえを 落としてみせる♪の歌詞に同意したのは、ノブコブ・吉村。それにアンジャ・渡部は、「20代のときは、“トゥナイト病”のころがありました」と、歌詞を引用したトゥナイト=ワンナイトラブを語った。当時の渡部は、くりぃむしちゅー・有田哲平、アンタッチャブル・山崎弘也とさかんに合コンを開催しており、「会ったその日にエッチするか」論争を、わざと女子に仕掛けた。有田が反対派、周りが賛成派を演じていると、およそ1時間で、女子のリーダー的存在が「賛成派」に転ぶ。すると、友だちもなびくという、エロい心理戦を駆使し、打率を上げたとか…。
●第3位「職務質問受けて免許証出したら、よけい話こじれる」(デニス・植野行雄/テレビ朝日系列『ギリギリくりぃむ企画工場』10月22日)
くりぃむしちゅーが、企画もしている深夜の暴走バラエティ。今回は、有名人と一般観覧客で「まいったな〜」と思った実体験を競わせた。そんななか、芸能人側でブッチ切りの爆笑をさらったのは、ハーフ芸人のデニス・植野。父がブラジル人、母が日本人で、見かけは外国人。しかし、生まれも育ちも大阪で、英語をまったく話せないが、職務質問を受けた経験は数知れず。安全性の低い風貌なため、「職務質問受けて免許証出したら、よけい話こじれる」のだとか。「身分証明書が通用しないって、信じられない」と嘆くハーフ芸人だ。(伊藤由華)