事の発端となったのは、今年6月、小西がツイッターでNHKのプロデューサーとのやり取りを掲載したこと。それによると2000年頃、収録したおじゃる丸の声を、本編ではなく勝手に関連グッズに使用され販売されたことがあったという。小西がそれについて抗議したところ、非難され、「黙って言うとおりにしないとアニメ業界で仕事できなくしてやる」という発言も出たとつづられていた。
その発言のあと、『おじゃる丸』の収録の話は来なくなったといい、小西は同番組のスタッフがこの事実を隠ぺいしていることなどを指摘。小西は一連のツイート後、テレビメディアなどに出演し、NHKへの告発を繰り返していた。
そんな中、小西は今月1日になり、ツイッターを通じて「著作隣接権侵害罪等の犯罪被害により、おじゃる丸音声商品証拠数点を持参し警視庁へ告訴状を持参し提出いたします」とNHKに対し告訴状を提出したことを報告。一連の騒動の背景をまとめた文書も公開し、関連グッズについてどういった商品がいくつ作られているのか一切不明であるとつづっていた。
この件について、NHK側は6月にメディアの取材に対し事実を全面的に否定して以降は沈黙。小西はさらにツイッターを通じて、ネットユーザーから情報を集め、これまでに「声の出るキーホルダー」や「ゲーム」が無断作成されていることを把握。「NHKは私を馬鹿にするのをやめて欲しいです」とし、「公共放送として、私が全く許可も出していないもので商売していていいのでしょうか?まだ誤魔化しますか?」と強い言葉で批判している。
「残念ですが、こう言う動きをしている以上これまで演じた作品が最後の私の演技だと思います」と、その後の声優生命を諦めてまでも、NHKを告発し続けることを決意している小西。今後どのような展開になるのか注目したい。
記事内の引用について
小西寛子公式ツイッターより https://twitter.com/HirokoKonishi