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兵庫・伊丹市の教育委員会部長が女子大生の胸を触った疑いで逮捕される

 兵庫県警宝塚署は6月4日、宝塚市内の路上で、帰宅途中の女子大生に抱きついて胸を触ったとして、強制わいせつの疑いで、同県伊丹市教育委員会生涯学習部長の男(55=同県宝塚市中山五月台)を逮捕した。

 警察の調べに対して、部長は「思い出せない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、5月28日午前0時15分頃、宝塚市内の路上で、歩いて帰宅中の女子大生(20)の後ろから抱きついて、服の上から無理やり胸を触ったとしている。

 同署によると、被害を受けた際、女子大生は男の手を振りほどくと、機転を利かせてスマートフォン(多機能携帯電話)のカメラで犯人の顔を撮影していた。男は走って逃げたが、この画像が鮮明であったため、部長の関与が浮上し、捜査していた。男はスーツ姿で、女子大生は「酒臭かった」と話している。

 伊丹市によると、部長は青少年施策を担当するこども室長、こども未来部長などを務め、昨年4月から生涯学習部長を務めていた。勤務態度はマジメだった。事件当日は、仕事を終えてプライベートで飲酒していたという。

 4日に会見した同市教委の木下誠教育長は「管理職の立場の人間が、事件を起こしたことは痛恨の極み」と謝罪。

 同市・藤原保幸市長は「市民の皆さまに深くお詫び申し上げたい。事実が明らかになった時点で厳正な対応を取りたい」とコメントした。

 それにしても、教育委員会の部長が酒に酔って、路上で女性にわいせつ行為とはシャレにもならない。
(蔵元英二)

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