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「少頭数の落とし穴」 安芸ステークス 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 見渡すと意外に力差を計るところが少ないレースですが、気になるのはオデュッセウス。芝を中心に走って来た馬で、近走の成績はお世辞にも良いとは言えませんが、1度だけ園田の兵庫JGPで3着の実績があります。ダートはこの1戦だけですが、園田は砂が深いというか時計の掛かる馬場で、それを考慮すると悪くないタイムでの3着で、グレードがG2なので、相手もそれなりだった筈です。近年では、JRAの馬もこのレースで勝ち抜いて次に繋げる馬も多くなったと記憶しています。

 昨年の7月は函館のTVh杯4着で、JRAでは時計の掛かる馬場なので、今回のダート戦は、この馬にとっては意外に有りな作戦なのかもしれません。芝の1200mのスピードには付いて行けなくても、ダート1400mのスピードなら付いて行ける可能性もあります。勿論、結果は厳しくなる可能性も高いですが、もし脚質が合えば馬券に絡めるのではないかと思っています。

 この落とし穴が嵌れば、少頭数ですが馬券に旨味が出て来ます。安定しているのはタイセイエクレール。2走前は、原因は分かりませんが最終コーナーを回ってから騎手が全く追わないというアクシデントに近い事があり、14着でしたけれど騎手が何か異変を感じたのだと思い、追わなかっただけだと思うので度外視出来ます。それ以外は重馬場での3着が続いています。天気予報だと雨マークも見受けられるので、稍重馬場になれば更に馬券に絡みやすいかもしれません。

 また、船橋マリーンCで3着だったヤマニンアンプリメも侮れないと思います。船橋である事を考慮すれば、決して悪いタイムではない3着です。2走前のコーラルSも逆にタイムが早くなる阪神ですが、そのタイムは他の馬と比べても悪く有りません。

 ちょっと力比べをするなら、アードラーが良さそうです。前走も勝っていますし、調子が悪そうにも思えませんが、後ろから末脚勝負なので、前を塞がれても最短距離を選ぶか大外に持ち出すかの選択を迫られるので、展開が逆になると届かない可能性も踏まえて、今回は9タイセイエクレール、7ヤマニンアンプリメ、10アードラー、11オデュッセウスのワイドBOXで勝負です。

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