バナナマンの日村勇紀は、番組の人気企画「買うシリーズ」で番組史上最高額の1600万円でポルシェを購入したことを挙げ、「なんで自分たちは買わないんだよ!」と憤慨。さらにこれまで、同シリーズで購入した総額がトータル1億3793万7885円であることが発表されると、大きなブーイングが起き、芸人らが次々に罵声を浴びせていた。
だが一方で、石橋の芸人としての本質が見られる瞬間もあった。タレントのノッチが自身のもみあげが何度もバリカンでカットされたことに対し、「やってることチンピラじゃないですか」と訴えたのだが、石橋は冷静に「ノッチは台本通りにしか言わない」と反論。実はこの“やってることチンピラ”というセリフは台本に書かれていたことだそうで、その事実はおぎやはぎによって確認された。そして、石橋は「そういうのは俺らは嫌なの。タレントはアドリブ力だと思うのよ。そういうところで日本のバラエティー番組はいま、ダメになってるの」と芸人として長くやってきたからこそ言える持論を展開していた。
番組は終わるが、おぎやはぎの二人が自身のラジオ番組で「先の読めない面白さがある」「もったいない」と残念がれば、有吉弘行も石橋から声をかけられ「グッときた」というエピソードをラジオで明かした。とんねるずの二人が多くの芸人から尊敬されていたとも言えよう。
この日の番組の最後は、日村らが熱湯プールに落とされる“お約束”で幕を閉じたが、ずぶ濡れになりながらも全員で「石橋ラブ」「木梨ラブ」「いつも本当にありがとう」というTシャツを披露。
とんねるずが愛されている芸人だということが視聴者に伝わった。