この大会は、皇居桜田門を発着とした5kmのマラソン大会です。
種目は、タイムを競うシリアスの部と時計などを持たずに走り、宣言タイムに近い人が優勝のポタランの部の2種目です。ポタランという言葉は、私が造った言葉です。ポタリング(自転車散歩)をヒントにビギナーの方でも、皇居の回りの風景を楽しみながら走れるマラソン大会を目指し部門を作ってみました。
宣言タイムのレースは、トリムランと通常は言うようですがAir Run TOKYO ではポタランとしました。ヘッドコーチの西田隆維が、大会の細かなところはプロデュースしランナーに喜ばれる大会を作りました。具体的なポイントは、
(1)制限時間を通常の大会より長くし、女性やビギナーも参加しやすい
(2)入賞者以外にも賞を設ける
(3)応援の方も参加できる、景品争奪じゃんけん大会を開催
(4)大会終了後には、アフターランとして親睦会(食事&飲み)を開催
(5)もちづきる美さんデザインの参加賞Tシャツなどです。
ランナーのみなさんと応援のみなさんは楽しんで頂けたのではないでしょうか。この大会にエントリーして下った方は、シリアス210名、ポタラン75名の計285人でした。
当初は200名で開催を予定していましたが、大幅に上回ってしまいました。このようなところからも昨今のマラソンブームがわかります。
先程(1)にあげた制限時間を緩和した成果か、女性の参加率が約30%と、他の大会よりも高かったのが大会主催者としてはうれしく思いました。
我々主催する側は、この大会を計画した頃から、マラソン大会で少しでも社会貢献したいと話し合ってきました。世界平和やエコといったこともとても大切なことです。しかし、今回の第1回大会は、色々な社会問題がある中で、ランナーがランナーを応援することを、西田や大会プロデュースにご協力して頂いた「もちづきる美」さんと決めました。
我々ランナー仲間にも、視覚障害などで1人で走ることが出来ないハンディキャップを持った方がいるのです。そこで、ハンディキャップを持った方々をサポートしている団体に寄付することにしました。シリアス女子の部の優勝者は、視覚障害のハンディキャップをものともせずに好タイムで5kmを走っていました。
とても頼もしく見えたことと、伴走の方との信頼関係の強さが印象に残っています。また、ゴール後のさわやかな笑顔は素晴らしかったです。
シリアスの部は、マラソン日和だったため自己新記録を出された方が大勢いました。自己新記録を出されたランナーには、表彰式で前に出て頂き会場全員から拍手のプレゼントを送らせて頂きました。
賞品はお渡しできませんでしたが、他の大会にはない表彰式になりました。
ポタランの部の優勝は、何と誤差1秒!! 5km走って誤差1秒はとても素晴らしい記録です。マラソンブームで人数が増え拡大する大会が多い中ですが、このようなアットホームな大会を今後も開催していきランナーのために、そして歩行者などに迷惑をかけないマナーの良いランニング社会づくりに貢献したいと考えています。
是非、次の大会にはみなさんもご参加下さい。
【Air Run TOKYO】ランニングクラブはビギナーの方向けの練習会も開催していますのでお問合せ下さい。
(http://airruntokyo.syncl.jp/)
【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー
第10回は、『ロング スロー ディスタンスに挑戦』
写真:シリアスの部のスタート
(写真提供 株式会社STK)