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坂本龍馬が好きな政治家は何をしているのだろうか?

 尖閣諸島沖での漁船体当たり事件で始まった日中間の混乱劇に対し、長年振り回されてきた沖縄県議会の怒りが遂に爆発した。前代未聞の日中政府への抗議決議を全会一致で可決。常に手厳しいネット住民でも、沖縄県議会の日中両政府に対する姿勢は一応、評価されているようだ。もちろん反対の意見も数多い。また、足の引っ張り合いを止めて今こそ一致団結すべきだという声も上がっている。 

 今回は、日本政府の「常に遠慮気味の態度」が招いた未曾有の事態といえよう。欧米メディアも日本寄りでの報道が相次いでいるにも関わらず、民主党内でも方向性が一致しない混乱模様である。

 某TV番組では、明治維新のキッカケとなった黒船来航以来の事件だと話すコメンテーターもいるぐらいだ。皮肉にも今年は坂本龍馬の大河ドラマが放映されている。

 坂本龍馬に憧れている政治家は数多いと聞く。
 実際にコトが起こっていても具体的な策を世界的にPRして動いている者が見当たらない。彼らは坂本龍馬から何を学んだのだろうか。
 水面下の交渉というのは大切ではあるが、同時にハッキリとしたブレない姿勢を世界へ向けてPRをしないといけない。今はそういう時期なのである。国内での選挙PRは上手くても、国外へ向けて…となった場合は、冬のひまわり状態だ。国民に見えないところで、「賠償金」のようなものを用意するような真似だけはしないことを祈る。

 歴史的転換はいきなり訪れるものである。決してさじ加減を間違ってはならない。日本の未来がかかっているのだから…。

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