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丸亀ナイター「SG第55回モーターボート記念」 山崎智 準優へ最高の流れ!!

 丸亀ナイター「SG第55回モーターボート記念」は27日、シリーズの前半戦を消化。ここから得点日、準優、優勝戦と佳境に向かっていく。まさに激戦、伯仲の得点争いになり、トップに立っているのは山本浩次。で、2位から5位までの面々には、本日2回乗りのため当確が出ず、1回乗りの山崎智也、重成一人、松本勝也に当確ランプが点灯している。

 本人に言わせると「その前からプロペラに手応えが出てきた」となるが、ハッキリとしたカタチで復調をアピールしたのは、今月初めの桐生周年の準優勝だった。山崎智はやはり地元をジャンプボードとする。今年のSG競走では最も勢いをつけて参戦してきた今回だ。枠番のこともあり、勝ち味こそ遅かったものの、逆にどんなコースでも確実にさばいてきた。
 「アシはバランスとれていいですね。それに乗り心地が来ています。自分の思ったところにフネが向いてくれる」

 一言でいって操縦が効く。それが何よりだ。中でも6コースから角度よく差した、3日目前半の2着は見事だった。外枠を克服したことで、得点状況もグンと楽になった。予選最終日を6位で迎えて、最後に残っていたのが1号艇というのは、最高の流れではないか。調子の悪かった時期は、インで叩かれる場面を幾度となく見せられたが、いまの様子なら大丈夫だ。
 「もう1枚、出そうなプロペラがあるが、この乗り心地は大事にしたいですからね」
 選択はときに応じて、いや、現状で十分に戦える。インでしっかり勝ち切って、気持ちよく準優に向かうだけ。
 関東ではもうひとり、桐生周年に優勝した浜野谷憲が、得点率2位の好調で、地区を代表するスター選手2人が、ここでも準優好枠から優勝争いの中心に入ってきそうな雰囲気だ。
 ターン回りで着順を取ってきた選手には、池田浩もいる。こちらは当初「乗り心地だけ」といっていたのが、2日目には「出アシはいい」になり、この日は「回転が落ちてきた」と再びトーンダウンしたが、元より彼は抑えたコメントをするタイプ。予選ラストの6号艇は、インに前記の山崎、センターには第一人者の松井繁といるが、連に絡んでおかしくない。

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