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エプソムC 美浦黄門・橋本記者がシンゲン陣営を直撃

 春の東京競馬のフィナーレを飾る「第26回エプソムC」(GIII、芝1800メートル、14日)は例年、荒れることで定評がある。しかし、今年はそのデータを覆そうかという大物がスタンバイしている。目下、白富士S→新潟大賞典2連勝と破竹の勢いのシンゲンがそれだ。「天皇賞・秋に向けて賞金を加算したい」と意欲満々の斎藤助手を、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃インタビューした。

 −−新潟大賞典は2連勝で待望の初重賞制覇。おめでとうございます。
 斎藤助手「ありがとうございます。勝ちタイム(レースレコード)も、上がり(33秒6はメンバー最速)も優秀で、こちらが予想していた以上に強い勝ち方でした。完全にひと皮むけたと実感しています」

 −−中間の調整過程を教えてください。
 斎藤助手「当初はエプソムC一本を目標にしていましたが、あまりに具合がいいので新潟大賞典を使ったわけです。その後、いったん短期放牧に出しましたが、ここまですこぶる順調にきているのは何よりです」

 −−最終追い切り(南ポリトラック、5F64秒5→49秒0→36秒0→11秒3=G仕掛け)が、また素晴らしい動きでした。感想をお願いします。
 斎藤助手「どっしりと落ち着いた走りを見せてくれた。スピード、終いの切れともに文句なしでしたね」

 −−6歳ですが、まだ伸びしろはありますか?
 斎藤助手「度重なる脚部不安で休養期間(計2年8カ月)が長かったため、キャリアは13戦と少ないし、心身ともにすごく若い。まだまだ強くなりますよ」

 −−現時点で課題は?
 斎藤助手「レースでは何も注文はないですね。強いてあげれば、レースまでテンションを上げないように落ち着かせることだけ」

 −−相手関係を分析してください。
 斎藤助手「強敵はヒカルオオゾラだけど、まだ対戦していない関西馬は不気味です」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 斎藤助手「東京の千八(2戦2勝)、二千はベストの条件なので、期待は大きいです。天皇賞・秋に向けて、ぜひ賞金を加算したいと思っています」(最終回)

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