鼻をかむのをためらう理由の1つが、“音”だろう。スーッと綺麗な音で済めばいいが、そうは行かない。詰まっているから噛みたいのであって、時にズボボボっとすごい音が鳴ってしまうこともある。
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しかし、これからの季節、鼻をかみたい人が周りには何人もいるはず。ズボボボっと豪快に音を立てている人を見れば、勇気が湧いてくる。しかもそれが女性であるなら、尚更心強い。男たちはこぞって鼻をかみ、いびつなハーモニーを奏でるだろう。
また、ためらうもう1つの理由が、“清潔感の問題”だ。特に、周りにたくさん人のいるバスや電車の中では、不潔だと思われるのではないかとおびえ、控えてしまう。もし鼻をかんだのなら、「不潔ではありませんか?」と注意してくる英雄気取りの輩も出てくるかもしれない。
そんな奴らには、こう返そう。「かまずにダラダラ垂れ流していればいいですか?」。もしくは、「手の甲で拭けばいいですか?」と。そっちの方がよっぽど不潔な行為だとすぐに分かってもらえる。周囲は、称賛の嵐だ。
そして、大事なのはここからだ。かんだ後のティッシュをどうするか。バッグやポケットに入れる? それこそ清潔さに欠ける行為だ。ここは、パッとビニールの袋を取り出す。それで、そこに使用済ティッシュをしまえばいい。不快感ゼロ。でき得る最大限のエチケットだ。
さらに、近くにいる男性が鼻をかんだ際、「どうぞ」とビニール袋を差し出すのだ。「いいんですか?」となるはず。そこで、「どうせゴミですから」と答えればいい。男性はもう、あなたへのトキメキが止まらない。
これからの季節、鼻がムズムズしたのなら、豪快にかみまくろう。ビニール袋だけは忘れずに!
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Chris Costes