問題となっているのは、今月23日から26日にかけて東京ビッグサイトで行われたアニメイベント「AnimeJapan 2019」内の同作のブース。ブースでは、アニメのワンシーンを切り取ったパネルなどが飾られており、特製クリアファイルも配布されていた。さらに、登場人物女性の等身大パネルも設置されていたのだが、そのパネルは胸の部分だけが膨らみ、“お触り”できるようになっているというもの。アニメ公式ツイッターアカウントでは、「先生たちはお触り、自由です。優しくふれてほしいです」と宣伝しており、その後も、胸の下から撮影した写真がアップされ、「画像は下乳からの眺めです」と記されていた。
しかし、このパネルについてネットからは、「表現の自由って女性の持つ胸やらカラダを妄想のままに男が自由にしていい権利なんですか?」「国際基準から大きくハズレてるし、吐き気がする」「女性の身体は触れられるためにあるものでも性的欲求を満たすためのものではない」といった批判の声が殺到。ファンからは、「現実とフィクションの区別ついてない人多すぎ」「架空の女性ならどうなろうと誰かが被害を受けるわけではない」「リアルの女性に触るのは犯罪だけど、アニメのキャラに触るのは犯罪じゃない」という擁護の声もあるものの、賛否両論となっている。
「実は昨年12月22日、23日に行われた『ジャンプフェスタ2019』でも、アニプレックスブースに設置されたアニメ『ゆらぎ荘の幽奈さん』キャラクターの触れる等身大のお尻が物議を醸していました。特に、『ゆらぎ荘の幽奈さん』は原作が『少年ジャンプ』(集英社)ということもあり、『子ども向けカルチャーに相応しくない』という声が噴出していましたが、今回のイベント『AnimeJapan』でも、子どもが多く来場していたこということもあり、前回同様、“環境型セクハラ”に当たるとの指摘も上がっています」(芸能ライター)
「性犯罪を煽ることになりかねない」という声と、「アニメキャラに対するお触りはむしろ性犯罪の抑制に繋がる」という意見が真っ向から対立している今回の騒動。果たして、これがアニメ番組の視聴率に影響することはあるのだろうか――。
記事内の引用について
TVアニメ『なんでここに先生が!?』公式ツイッターより
https://twitter.com/nankoko_anime