報道をまとめると、村尾氏は同局を通じて、「日本を良くしようと始めた『NEWS ZERO』。9月末までしっかり私の思いを届けます。10月からは有働さんを中心にさらに親しみやすい『NEWS ZERO』になることを期待しています」とコメント。
有働氏は、「この度は、大変ありがたいお話をいただき身の引き締まる思いです。ニュースキャスターとしては、まだまだ勉強の時間が必要かと思っておりましたが、いただいた貴重な機会、村尾さんたちが築き上げてこられた『NEWS ZERO』の信頼を守るべく、できる努力を全て尽くしていきます」と意気込んだという。
「06年10月にスタートした『ZERO』だが、このところ、局内では村尾キャスターに対して、『落ち着きすぎている』、『マンネリ気味』などネガティブな声があがっていたとのこと。視聴率が伸び悩んでいることもあって、後任探しをスタートさせていたところ、有働氏が3月にNHKを退局。さっそく、日テレがキャスター就任を交渉し始めた」(テレビ局関係者)
有働氏のキャスター就任がどの段階で決まったかは明かされていないが、有働アナが民放初出演を果たしたのは、今月2日に放送された、同局の「開局65年記念番組 日本テレビ+ルーヴル美術館『その顔が見たい!』」。
日テレが有働アナの争奪戦に勝利した背景には、有働アナの事務所との太いパイプがあったようだ。
「お笑いコンビ・くりぃむしちゅーは特に日テレと蜜月といいます。さらには、マツコ・デラックスも冠番組を持っている。その関係がある時点で日テレが他局を大きくリードしていたのでは」(芸能記者)
ちなみに、『その顔が見たい!』の視聴率は11・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。なかなか数字を持っているだけに、「ZERO」も期待できそうだ。