「裏カジノの客の相手をしろと脅され、注射を打たれました」
覚醒剤を使い始めた理由についての証言だ。
10月17日、麻生被告は今年2月20日に元恋人の男と覚醒剤を使用していたとして起訴されていた。
麻生被告によると、暴力団組員の身分を隠して近づいてきた男から、名古屋で仕事を頼まれたという。その仕事の打ち上げでホテルの部屋で酒を飲み、裸になってジャグジーに入る様子を盗撮されたというのだ。
これをネタに組員の要求はエスカレート。
「裸の動画や覚醒剤のネタを週刊誌にバラされたくなければ、覚醒剤を買うか、購入者を紹介しろと脅されました」
この脅しをきっかけに、シャブの魅力に取りつかれていったというのだが…。
「麻生は、本人承諾の上で無修正AVにも多数出演し、風俗でも働いていた。裸の動画どころか、マ○コ全開のセックス動画をインターネットで公開している女に対して、『裸を撮ったぞ』というのが果たして脅し文句になるでしょうか」(AVライター)
百歩譲ってこれが事実だとしても、その後の乱用ぶりは凄まじい。元恋人とガラスパイプであぶって“キメセク”におぼれていた様子を、こう証言している。
「ベッド脇に電マと一緒にパケが用意されていた。しかも、1日に多くて4回も吸引していた。底なしの性欲が恐ろしい」
起訴状によると、同棲していた都内の自宅からは、1900回分の使用量を超える約57グラムという大量の覚醒剤が押収されている。このため密売人疑惑も浮上したが、「人に売ったことはない」と否認。元恋人も、「島崎が買うこともあったが、金は自分が渡していた」と、覚醒剤の管理を自分が行っていたとして麻生被告をかばうような証言をしたが、2人の“罪”はこれだけではない。
「麻生は、逮捕後に妊娠が発覚。しかも、拘置所の中で死産している」(司法記者)
麻生被告は、黒目を大きくするコンタクトをつけ、潤んだ瞳で自分勝手な主張を繰り返したが、2016年にもコカインで逮捕され、裁判で「二度としません」と誓っていたが、更生は難しい。身体が覚えてしまったキメセクの魔力は計り知れない依存心を生むからだ。
麻生被告は名門女子大として知られる横浜のフェリス女学院出身で、“10頭身の美貌”を売りにお嬢様AV女優として、日本だけでなく中国でも人気を得ていた。
“イタチごっこ”終焉!? 大阪・無修正DVD店は「平成と共に去りぬ」
大阪・日本橋の無修正DVD店を巡っての摘発と営業再開の“イタチごっこ”に決着がつきそうだ。今年の春には過去最大級の摘発があり、今は、そのほとんどが閉店に追い込まれ、辺りはひっそりとしている。
だが、それをもかいくぐりひっそりと営業している店があると言う情報を耳にした。
地下鉄堺筋線を恵美須町駅で下りた堺筋の裏通り。この辺りの雑居ビルでは、つい半年前までは、あちこちに「DVD」の案内看板が出て、無修正DVDが堂々と店頭販売されており、毎日夕方をすぎると、それと分かる買い物客が現れ、通りには妙な活気があった。
ある雑居ビルの、以前は店舗があったフロアでエレベーターを下りると、目の前は真っ暗で、ドアには鍵が掛かっていた。ここも摘発されたのかと思い、帰ろうとした時、「お待ち下さい」と声が聞こえてきた。
ガチャリと解錠の音がしたかと思うと「お入り下さい」。どうやら、中から監視カメラで客かどうかを確認していたようだ。
「本当に撤退しているのなら、そもそもエレベーターは止まりません。止まったのにフロアが暗いというのは、偽装閉店の可能性大です。少し待っていたら分かります」(地元ライター)
だが、ここまで慎重に営業しても、利益は以前と比べてさっぱりらしい。
「今までのように大っぴらに宣伝できんし、新作配給のペースが落ちてるんや。それに今はネットが主流やから、店に来るのはパソコンが使えない上に、金持ってない年寄りばっかり。そんなんで売り上げがええわけないやんか」(DVD店関係者)
最近、東京・新宿で摘発された店舗からは、老眼鏡やルーペも押収されている。年金暮らしの老人だけを相手にしていては、商売あがったり。では、一時は増えているとされた中国や韓国からの観光客はどうか。
「あいつらはあかん。前はたくさん買ってくれるから、ええ客やったけど、店の外で大きな声で騒ぐし、触れ回るからな。今は目立ったらあかんねん」(同)
敵は、もはや警察ではなくネット。今の若者は、わずか数分程度のサンプル動画でも満足するというから、時代の移り変わりは仕方がない。無修正DVD店は「平成と共に去りぬ」といったところだろう。