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IGF ひたむきから一転、安田忠夫が“ナマクラ”要求

 “ひたむき男”に変ぼうしつつある安田忠夫が4日、都内のジムで練習を公開。IGF12・20有明コロシアム大会出場を懸けた査定に挑み、ゴリ押しで事実上の参戦を勝ち取った。しかし、安田は「誰でも勝てる相手をお願いします」とまさかの“ぬるま湯”要求。またまた生来の怠け癖が顔をのぞかせ始めた。
 この日、IGF総帥のアントニオ猪木が見つめる中、休日返上で行われた公開査定。ジム入門時には苦戦していたスーパートレッドミル(傾斜角度、スピードを自在にかえ、負荷をかけるランニングマシーン)も、内転筋(内股の筋肉)を使い滑らかに走っていた。
 ジム、沖縄合宿など3週間のトレーニングで122.9kgから112kgまで体重を落とすなどすっかり変ぼうを遂げた印象の安田。低姿勢で何度も頭を下げながら猪木に出場を直訴する姿はまさに“ひたむき男”の風情だ。しかし、猪木には「クエスションの決定で。保留ということで。ムフフッ」と完全に肩すかしを食らってしまった。

 ならばと安田は、サムライTVの対談番組「Versus」(9日、22時から放送)を利用し、「有明に出させていただいてありがとうございます」と勝手に参戦を決定。さすがの猪木も屈し「来る者拒まずってことで。ドアは開けてありますから。ムフフッ」と事実上のGOサインを出した。
 参戦が決定した安田は「勝ち負けは時の“運”ですけど、有明大会頑張ります」と得意のギャンブル格言を交えながら決意表明。さらには「ご祝儀という形で、誰でも勝てる相手でお願い」「第1試合で十分です」などと“ナマクラ”要求した。
 「すぐ楽をしたい性格」を自負する安田は、このまま再び怠け者に戻ってしまうのか。肉体改造にこそ成功したものの、精神面までは改善しなかったようだ。

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