「タッグ王座を通行手形に、GHCのベルトを完全制圧する」。TAKAは箱舟マットでのROD再結成に向け、大いなる野望を掲げている。
4・28日本武道館でのGHCタッグ王座戦直後、会場に姿を現したTAKAは、高山善廣&杉浦貴を相手に初防衛を果たしたばかりの秋山&力皇に対し、ブキャナン&ディーロを次期挑戦者としてぶつけると猛アピール。その甲斐あって、6・8横浜文化体育館での挑戦権を得ることに成功した。
思惑通りにまんまとノア上陸を果たしたTAKA率いる新生RODが、目指すのは箱舟マットの完全制圧だ。「GHCのベルトはすべていただく。オレは司令塔として動くので、ジュニア以外のすべて。白GHCもね。まずはタッグを獲って通行手形にさせてもらう」と不敵な笑みを浮かべるTAKAはGHCタッグ王座を足掛かりに、RODでノアの至宝をすべて掌握する腹づもりでいる。
全日本プロレスで一大ムーブメントを作り上げたRODは、全日プロでではわずか3年あまりの間に、3冠ヘビー級、世界タッグ、世界ジュニア、アジアタッグの4大王座に加え、チャンピオン・カーニバル、年最強タッグ決定リーグ戦の2大リーグも含め、構成メンバーがそのすべてを手中に収めている。「ケアやジャマールの影に隠れてたけど、ブキャナンとディーロの実力もかなりのもの。あれだけの体があって、巧いヤツらはそういない」。TAKAはブキャナン&ディーロが箱舟の“通行手形”を獲得することに自信満々だ。