長渕はライブの感想を「とてつもないプレッシャーを感じながら、それを跳ねのけるのに必死でした、最初は」と切り出した。ライブ後については、「終わった後に自分の使命は終わったと思って、そのまま失神をしちゃって、3日か4日くらい点滴治療を受けたりなんかして」と壮絶な様子を振り返った。
ライブ中に昇り、ファンを感動させた“奇跡の朝日”については、「僕は彼らの姿を見て、彼らの1個1個の命を無駄にしたくないと、彼らの命に寄り添った。そして10万の観客も僕の命に寄り添った。その思いの力が、あの一瞬だけだったんですよ、『富士の国』を歌った後に、雨ばっかり降っていて、どんよりした曇り空に、ついに日が昇ったんですね」と感動をよみがえらせながら語ったのだが…。
「とにかく、ライブ後がいろいろ大変。長渕はライブを無事に終えることだけ考えていればいいが、周囲のスタッフはいろいろなところに気を配らなければならなかった」(音楽関係者)
これまで報じられているところでは、ライブ終了後はエリアごとの規制退場だったため、最後のファンが退場したのは終演から7時間後だったというが、ほかにもいろいろ大変だったようだ。
「一部週刊誌が報じているが、ライブ終了後、長渕の“暴君ぶり”に耐えかねたかなりの数のスタッフが長渕の事務所を辞めてしまった。さらに、来場者10万人を見込んでグッズを販売したものの、大量に売れ残ったため、ネット通販で売りさばいているが、なかなか売れないようだ」(芸能記者)
富士山ライブの次の挑戦が注目される。