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デニス・クエイド、ワイルドな80年代のコーク中毒時代をザンゲ!!

 デニス・クエイドの“大きな間違い”はコカインだったことを告白した。
 デニスが最初にドラッグに手を染めたのは、1970年代初め、ハリウッドに移り住み俳優として成功し始めた頃で、その後徐々にクスリに依存するようになり、80年代後半までコカインを使用し続けていた。
 数十年経った今、自分の行為がいかに愚かであったかと気付き、人生の中で起こった様々な変化がその薬物乱用の結果だと考えている。
 ニューズウィーク誌でのエッセイでデニスは語った。
 「一番大きな間違いは、コカイン中毒になっていたことだ。大学を卒業してロサンゼルスにやって来た1974年から始めた。最初は軽い気持ちだった。パーティでみんながヤッていることだったんだ。ヒューストンなんてところからハリウッドに来て、突然、名声を得た僕はそんな状況を切り抜けるのかなんて見当もつかなかった。調子に乗って、ステータスをうまく制御できなかったのさ」

 1987年作『ビッグ・イージー』撮影時にはかなりのコカイン中毒だったらしく、「1時間睡眠」だった上に演技にも「影響」が出始めていたという。ところが、所属していたバンド“ザ・エクレクティックス”のロサンゼルス内のチャイナクラブで行なわれたコンサート後に解散となったことを機に更生しなければならないと気付いたらしい。
 「あの夜、自分の生き方を変えなければ5年以内に死ぬだろう、っていう一筋の光が見える経験をしたんだ」

 デニスは1990年作『ワイルダー・ナパーム』が散々な結果になって以降、薬物乱用を止めてこの経験が自分をより良い人間にしたと考えている。
「あの時、人生が自分という1人の人間を形成したんだ。何にも 屈せずにやり遂げる決心と回復をもたらした。あの境地に至らなければ、僕は今も俳優をやっていたか分からない。結局は謙虚な気持ちも備わった。僕は本当にこの人生に感謝することを学んだよ」

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